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祝!竜移籍後初セーブ!谷元圭介投手の21球

 郡山で行われた巨人との一戦。延長10回裏、中日が1点をリードした状況でマウンドに上がったのはプロ14年目のベテラン・谷元圭介投手。巨人は2番・丸佳浩選手から始まる好打順。チームは6連敗中。これ以上の連敗を阻止するべく、谷元投手が強力・巨人打線と対峙します。

強力・巨人打線に対し

 先頭は丸選手。先頭打者はなんとしても抑えたい場面。しかし、丸選手もファウルで粘り、迎えた7球目。谷元選手が投じた低めの変化球を上手く捉え、打球はセンターへ。

 先頭打者の出塁を許してしまった。と、思われたその時。センターを守る中日・大島洋平選手が前進してきてグラブを前に差し出し、地面ギリギリの所で打球をキャッチする超スーパーファインプレー。大島選手の好守備に助けられ、なんとか先頭打者を抑えます。

 続く打者は代打・中田翔選手。谷元投手と中田選手は日本ハム時代にチームメイトであり、1球も見逃せない好勝負が始まります。本塁打を避けたい谷元投手は徹底してアウトコース低めに投じ、中田選手もフルスイングで応えます。そしてフルカウントからの7球目。中田選手が谷元投手の変化球を捉えてレフト前ヒットを放ち、中田選手に軍配が上がります。

 同点のランナーを一塁に置き、迎えるは4番・岡本和真選手、5番・坂本勇人選手。一発を打たれればサヨナラ負け。長打を打たれれば一塁走者は代走・増田大輝選手。同点に追いつかれてしまいます。しかし、ここから谷元投手が完璧な投球を魅せます。

 4番・岡本和選手対しては高めの直球で空振り三振。5番・坂本選手に対しても直球で攻め、最後は変化球でファウルフライ。厳しい打順から始まる巨人打線を見事に抑え、中日に勝利を呼び込みました。チームの連敗を6でストップさせ、谷元投手自身も中日移籍後初セーブを記録。最高の締めくくりとなりました。

谷元投手の21球

 9回までに勝ちパターンのロドリゲス投手、R・マルティネス投手を起用していたため巡ってきたセーブ機会。日本ハムに所属していた2017年以来のセーブ。谷元投手にとってもチームにとっても大きなアウト3つでした。

 移籍当初は苦しみましたが、2019年から3年連続で30試合登板を果たし、竜の中継ぎ陣に欠かせない存在となっている谷元投手。郡山の地で投じた21球は、チームの今後を占う大きな意味を持った投球となりそうです。

【出典】
プロ野球 - スポーツナビ (yahoo.co.jp)

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