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9連戦で見えた明るい光【中日ドラゴンズ】

 9月6日から14日まで、中日は名古屋、東京、甲子園、名古屋と過酷な9連戦を戦いました。4勝5敗と1つ負け越しましたが、明るい光が見えた連戦でした。

 打線は苦しい状況が続いていますが、明るい光を放っているのは先発投手陣。若い投手が躍動し、来年以降の戦いも楽しみになってきました。

20歳コンビ

 9連戦で先発のマウンドを任されたのは7人。その中で、上田洸太朗さん高橋宏斗さんが20歳、小笠原慎之介さんが24歳、勝野昌慶さんが25歳と若々しい先発投手陣が構築されました。

 上田さんは8日の広島戦で6回無失点の好投。待望のプロ初勝利を挙げました。球界を代表する投手・森下暢仁さんと投げ合い、勝利を掴んだことは非常に価値がありました。

 高橋宏さんは、勝利こそつきませんでしたが、13日のDeNA戦で7回1失点。被安打はわずか1本と、完璧な投球を魅せました。三振も9個奪い、セ・リーグの奪三振ランキングでは堂々の2位タイ。各球団のエース級の投手がひしめく中、若い高橋宏さんが奮闘しています。

1997年生まれコンビ

 将来が非常に楽しみな20歳コンビに加え、1997年生まれコンビも躍動しています。10日の巨人戦に先発した小笠原さんは、8回途中2失点の好投。自己最多タイに並ぶ8勝目を挙げました。2年連続の規定投球回達成にも期待がかかっています。

 勝野さんは11日の阪神戦に登板。6回に捕まってしまいましたが、5回まで1失点投球。試合を作りました。今季はここまで白星がなく、苦しい状況に陥っています。しかし、投球内容を見る限り、白星がつくのは時間の問題。打線の援護に恵まれれば、勝ち星を積み重ねていけるでしょう。

規定投球回到達

 若手だけが奮闘しているわけではありません。エース・大野雄大さん柳裕也さん松葉貴大さんも自分の役割をしっかりと果たし、先発投手陣を引っ張っています。

 大野雄さんと柳さんはすでに、規定投球回に到達。シーズン通して先発ローテを守り、試合を作ってきた証です。白星にはあまり恵まれていませんが、竜投に欠かせない存在として輝いています。

明るい光に向かって

 先発ローテの軸となる大野雄さん、柳さんに続き、小笠原さんが第3の柱になろうとしています。そこに安定感抜群の松葉さんが加わり、上田さん、高橋宏さんの20歳コンビも躍動。

 現在は2軍ですが、開幕投手の経験がある福谷浩司さん笠原祥太郎さん、復帰を目指す梅津晃大さんらも控えています。

 大きな柱が3本どっしりと構え、勢いのある若い投手が先発ローテに風を吹かす。明るい光はしっかりと見えています。そして、ここに復活を目指す投手達が加われば。。

 9連戦で魅せた若手投手達の好投は、未来の中日を輝かせる柱となるべく、日々成長しています。明るい光に向かって、来季以降の投手陣も大いなる期待ができそうです。

【参考サイト】


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