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徐々に中継ぎ陣が。。救世主求む!【中日ドラゴンズ】

 竜が誇る中継ぎ陣の離脱が止まりません。開幕から中継ぎ投手として奮闘していた山本拓実投手ロドリゲス投手が相次いで登録抹消。疲労が蓄積し、身体に異変が生じているのかもしれません。この苦境を乗り超えなければ、チームの課題の得点力不足に加えて投壊という最悪のシナリオを迎える恐れもあります。既存の戦力のみではなく、補強を含めフレッシュな戦力の台頭が求められます。

大きな痛手

 5年目を迎えた山本投手は今季、自己最多登板を大きく更新する28試合に登板し、立浪ドラゴンズを支えていました。身体を目一杯使い、勢いのある直球を武器に打者に立ち向かっていた山本投手。6月に入ってからは調子を落としますが、苦しい場面を投げ抜いていた山本投手の離脱は痛手です。

 今季から中継ぎに転向したロドリゲス投手は「勝利の方程式」の一角として主に8回を任され、チームに貢献していました。チーム最多タイの30試合に登板し、リーグ2位の21HPを記録していたロドリゲス投手。試合終盤の絶対的な投手力を武器にしているドラゴンズにとって、非常に大きな離脱となってしまいました。

穴を埋めるのは

 離脱した穴を埋めるのは、ロドリゲス投手と共にチーム最多タイ登板の清水達也投手、同3位タイの藤嶋健人投手が代役として起用されると考えられます。しかし、両投手とも登板過多になりつつあり、役割を明確にしなければ登板数がさらに増え、故障離脱を誘発してしまいます。試合終盤、リードしている展開でのみ登板させるなど、役割を絞る必要があるでしょう。

 他にも谷元圭介投手福敬登投手祖父江大輔投手など経験豊富な投手に頼ることも考えられます。ただ、現状では福投手、祖父江投手は本調子とはいえず、苦しんでいます。勝ち試合で投げることもあると思いますが、ここまで成績を残し、さらに年齢が若い清水投手、藤嶋投手を主に起用していくと考えられます。

かつての守護神に助けを

 今季、先発投手として登板した岡田俊哉投手福谷浩司投手中継ぎに戻すことも作戦の一つだと考えます。岡田投手は今季、先発に転向しましたが、わずか2試合の登板。2敗を喫し、防御率も9.00と思うような成績を残せていません。

 福谷投手はここまで5試合に先発して1勝3敗、防御率9.00とこちらも苦しんでいます。特に直近3試合では、4回9失点、5回7失点、3回6失点と先発の役割を果たせず、序盤で大きく試合を壊してしまう登板が続いています。それでも、元々竜の守護神を務め、プロ2年目の2014年シーズンには中継ぎとして72試合に登板し、防御率1点台と圧倒的な成績を残した実績を持っています。

 シーズン途中に先発から中継ぎに役割を変更することは、身体の負担面を含め非常に難しいことかもしれません。それでも、かつては竜の守護神を務めた投手達です。この苦境を救ってくれる、そう期待させてくれるのも事実です。非現実的ではあるかもしれませんが、作戦の一つとして行ってみる価値はある作戦だと考えています。

最悪の結末を避けるには

 ただ、ここまで投手が離脱することは想定外でしょう。梅津晃大投手勝野昌慶投手、そして今季から竜投に加わった岩嵜翔投手早々に離脱し、苦しい状況に追い打ちがかかっています。シーズン途中にタバーレス投手を補強しましたが、ここまで2軍戦で3試合に登板し、防御率13.50と打ち込まれています。

 この状況を打開するには既存の戦力に加え、新たな戦力を補強する必要もあるでしょう。新型コロナの影響で新外国人を獲得しにくい状況ではあると思いますが、他球団は続々と新外国人を補強しています。他球団に眠っている日本人投手もいるでしょう。この負の連鎖を断ち切るため、補強を本気で考えてみて良いと思う状況ではあります。

 一番避けたい事態は既存の戦力にさらなる負担が増し、新たな離脱者が生まれることです。もし、既存の戦力でやり繰りするのであれば各々の投手の役割を明確に、補強するのであれば迅速に。フロントを含め、今こそ動かなければ、最悪の結末が待っているかもしれません

【出典】
プロ野球 - スポーツナビ (yahoo.co.jp)

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