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【中日】小笠原慎之介投手・大野雄大投手の「左腕エース」を受け継ぐ!? 未来を担う有望な左腕とは ~6/12~

◇6月12日 日本ハム7-0中日(エスコンF)

中日の先発・小笠原慎之介投手が初回、2死走者なしから4連打で4失点。

日本ハムの先発が伊藤大海投手ということを考えると、かなり苦しい試合展開となりました。

小笠原投手は、試合前時点で防御率1.73。これまで打線の援護に恵まれず、打たれたことを責めることはできません。

前回登板のソフトバンク戦(5日)では5回5失点。2試合連続で乱れていることは心配ですが、必ず復調してくれます。

その中で、2軍から明るい話題が届いてきました。北海道の地で左腕が打ち込まれる前、名古屋の地で躍動した左腕がいます。


自己最速を連発した左腕

ドラフト4位ルーキー・福田幸之介投手(履正社高)です。

福田投手はこの日、2軍の広島戦(ナゴヤ球場)で実戦デビュー。4-0とリードした9回表に登板し、1回を被安打0、2奪三振、1四球、無失点に抑えました。

中でも、注目すべきは球速です。

履正社高時代、最速151キロ左腕として注目されていましたが、この日は151キロを連発。合計4度記録しました。

球数は13球。そのうち、直球は10球。直球の平均球速は149.6キロでした。

変化球はスライダーのみ。球速は120キロ中盤でした。

左腕エースの称号

この日、2軍で先発したのは大野雄大投手。6回無失点と好投し、1軍再昇格に向けてアピールに成功しました。

エースとしてチームを支えた大野雄投手、味方の援護がなくても辛抱強く投げ続ける小笠原投手、そして福田投手。

後々、福田投手が小笠原投手から「左腕エース」の称号を受け継ぐ。

偶然かもしれませんが、大野雄投手、小笠原投手が登板する日に、福田投手がプロデビュー。不思議な巡り合わせがあると感じました。

育成・森山投手とともに

福田投手は3年夏の大阪大会決勝で、大阪桐蔭のエース・前田悠伍投手(ソフトバンク・ドラフト1位)と投げ合い、完封勝利を挙げました。

甲子園でも先発し、将来有望な左腕として注目を集めていました。

中日には、プロ2年目の森山暁生投手(阿南光高)という有望な左腕がいます。

1年目に故障した影響で現在は育成契約ですが、万全の状態に戻れば楽しみな投手です。

福田投手とともにW左腕エースの時代を作るためにも、2軍を含め首脳陣の手腕が問われます。

北海道は厳しい試合になりましたが、名古屋の地で咲いた希望の花

中日の未来を担う選手が、大きな一歩を踏み出しました。

【参考サイト】


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