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これぞエースの投球!大野雄大さんに続く左腕エースの育成へ【中日ドラゴンズ・8月12日】

 大野雄大投手に待望の白星がつき、しかも完封勝利のおまけ付き。中日は12日、敵地で阪神と対戦し、4対0で勝利しました。先発・大野雄投手が要所を併殺で締め、103球の完封劇

 大島洋平選手が新型コロナ陽性となり、毎日のように離脱者が発生している苦しいチーム状況ですが、これぞ「竜のエース」という最高の投球を魅せてくれました。

お手本のような投球

 前日(11日)の試合でマルチ安打を記録し、打率3割2分1厘と好調だった大島選手が新型コロナ陽性判定を受けて離脱。最下位の中日にとって、厳しすぎる試練が訪れました。

 そんな中、エース・大野雄投手がチームを勝利に導く圧巻の投球を披露。9㌄を投げて被安打4の失点0。3つの併殺打を奪い、球数少なく試合を優位に進めた竜のエース。まさにお手本のような投球を魅せました。

 完封がかかった9回は、連続四死球でピンチを招きますが、3番・ロドリゲス選手を注文通り併殺に仕留め、勝利を決定づけました。

平田さんの存在感

 打線も粘りを見せました。阪神の先発は西勇輝投手。簡単に打ち崩せる相手ではありません。しかし、この日の得点はいずれも2死走者なしから。諦めない粘りの姿勢が、得点に結びついたと言って良いでしょう。

 この日5番に入った平田良介選手は、2安打1打点と活躍。四球も選び、3度出塁を果たしました。さらに、平田選手が放った安打は全て得点に絡み、さすがの存在感を示しました。

 大島選手が離脱し、大砲と期待された新外国人・レビーラ選手も壁にぶち当たって調子を落とす中、平田選手が躍動。打率こそ2割3分台ですが、数字以上にチームを救ってくれています。

 シーズン中にオリックスから移籍してきた後藤駿太選手も突然空席となった中堅を守り、安打も放つなど活躍しました。

後輩左腕も続けるか

 初回に先制し、その流れを最後まで渡さなかったエースの投球。苦しいチーム状況ですが、見事にチームを引っ張るエースの投球でした。

 現在の中日先発陣は大野雄投手と同じ左腕が多い状況です。先発ローテの一角を担う小笠原慎之介投手はもちろん、若い上田洸太朗投手橋本侑樹投手らが、大野雄投手のようなエースに育つ姿を、見届けたいですね。

【出典】



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