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RESEARCH Conference2023スタッフ参加のリフレクション

はじめに

2023年5月27日に開催されたRESEARCH Conference 2023にスタッフで参加してきました。
この記事では、リサーチに興味を持ったきっかけから始めて、カンファレンスから一週間経ったところまでのリフレクションを記します。

リサーチに興味を持ったきっかけ

私はアジャイル開発の現場において、スクラムマスター(通称SM)というロールで働いています。スクラムマスターの担う役割の1つに、プロダクトの責任者であるプロダクトオーナー(通称PO)のサポートがあります。SMとしてPOをサポートする方法はいくらでもあって、どうやってPOをサポートするかはSMの力の見せ所だと思っています。そんな状況において、私が常日頃感じていたのは、「POがユーザにアプローチできるパスが、意外とないっぽいぞ」ということでした。POがユーザにアプローチできるパスがないと、ユーザを知ることができず、良い判断ができなくなってしまいます。そう言った課題感を抱いていたタイミングでUXリサーチを知り、興味を持ちました。
ただ昨年時点だと、今の自分の置かれた状況がリサーチの実践から遠かったため、休日にカンファレンスに参加するほどの熱量を持てなかったので、カンファレンスの存在は知っていましたが、後で動画が出るなら見ればいいやくらいの感覚でいました。

スタッフ参加のきっかけ

そんな私が、今年RESEARCH Conferenceにスタッフとして参加したのは、2つのきっかけがあったからでした。

1つ目は、昨年Xデザイン学校のベーシックコースに通って、サービスデザインの一連のプロセスを経験できて、少なくともリサーチ界隈で使われている用語くらいはわかりそうだと自信がついたことです。

2つ目は、年始にRSGT2023というアジャイルのカンファレンスにスタッフ参加して、いろいろなことを学んだので、それを他のイベントに還元したいという気持ちがあったことです。

この2つのきっかけがあって、思い切ってスタッフに応募しました。

デザインチームへの参加

今年のRESEARCH Conferenceのスタッフはいくつかのチームに分かれて活動していて、私は普段の業務と違うことをしたいという理由でデザインチームに参加して、アイデア出しやグッズの価格調査などに携わりました。が、正直事前準備段階での貢献度は低くなってしまった気がするので、来年はもっと積極的に携わりたいです。

プレイベントへの参加

4/17にオンラインでプレイベントを開催した際には、私は現地スタッフとして参加しました。この時スタッフの方々と対面でお会いして、最後懇親会でお話もできたので、カンファレンス当日は緊張せずに参加できました。

前日準備への参加

RSGT2023の時に前日準備に参加して、前日準備に参加することは、カンファレンス当日のアクシデントを防いだり、自分自身がスムーズに動くために重要だと感じたので、午後休を取って参加しました。スタッフの方々とコミュニケーションをとりながら物品運んだり、トランシーバーを試用したり、ポスター貼ったり、シールの準備をしたりして、気持ちがどんどん高まっていきました。すごい速さで時間が経っていたことを覚えています。

いざ、カンファレンス当日

カンファレンス当日は「とにかく参加者には元気に挨拶しましょう!」というRSGTでの教えを胸に、会場である九段下に向かいました。

当日の朝、会場外の柱にポスターを貼り、準備万端!

カンファレンスには、奥さんのデジタルカメラ片手に、撮影班として参加しました。普段カメラ全然撮らないので、「とりあえずオートフォーカスで取れば大丈夫やろ」くらいの気持ちで参加したところ、登壇者の写真を撮る際に、後ろのバックパネルの文字にフォーカスがいってしまって、どうすればいいのかわからないままに時間が過ぎてしまいました。。。そこは申し訳ない気持ちでいっぱいなので、カメラ詳しい人に教えてもらいたいと思っています。カンファレンスの最中は、撮影をしながら、ちょこちょこ知り合いの方々とお話しできて嬉しかったです。今思うと、リラックスできる空間だったからこそ、話が弾んだのかなという気もします。素晴らしい空間でした。

おしゃれで、明るくて、リラックスできる会場

別フロアにはアフタートークやボードゲームが行われる会場もあり、登壇者・スタッフおすすめの書籍も展示されていました。メッシュワーク水上さんに「どもる体」をおすすめいただいたので、近いうちに読みたいです。

登壇者・スタッフおすすめの書籍ブース。右の棚の中段が「どもる体」

カンファレンスの後は、懇親会。登壇者やスタッフの方々と、色々なお話ができてとても楽しかったです。最後のべぢまきさんのライブの時の会場の一体感、すごかったです。

カンファレンス参加中ぼんやり考えたこと

一昔前は、アジャイル開発とデザイン思考の2つがセットになって語られることが多かった気がするのですが、最近その傾向は少なくなってきた気がしました。一方で、今回のatama plusさんの登壇のように、アジャイル開発とUXリサーチがセットで語られるようになったと感じました。この変化は興味深いです。
デザイン思考も、ユーザの観察やインタビューを通した深いユーザ理解が起点となる認識ですが、言葉の印象としては、そこよりも、今までにないアイデア創発の方法という印象の方が強いように思います。それに比べると、UXリサーチという言葉の方が、よりユーザ理解にフォーカスしている印象を受けます。
これは、仮にユーザ、ビジネス部門、システム部門という登場人物がいたときに、デザイン思考という言葉はビジネス部門とシステム部門の共創というところにフォーカスが当たってしまって、しっかりとユーザにフォーカスが当たりきらなかったところに、UXリサーチという言葉が広がってきたことで、今度こそちゃんとユーザにフォーカスが当たったようなイメージかと思いました。
UXリサーチという言葉がもっと広がって、ユーザに価値を届ける開発が今以上に加速することを願います。

カンファレンスから一週間経って

カンファレンスから一週間経っても、ふりかえり会が開催されたり、スタッフ内での輪読会が企画されたり、リサーチカンファレンスのスタッフの動きは活発です。今年できた繋がりが、このまま来年まで伸びていったら嬉しいです。

さいごに

スタッフとしてRESEARCH Conference 2023に参加し、たくさんのことを学ばせていただくとともに、新たな繋がりを育ませていただきました。
登壇者、スタッフ、参加者の皆様に感謝申し上げます。
特に、発起人の木浦さん、松薗さん、草野さんには名前を挙げて感謝申し上げます。ありがとうございました。
また来年も、よろしくお願いします。

今年のテーマは「SPREAD」。テーマ通り、自分なりに広げられたのかな。

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