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今日もロシアは暮れてゆく

別に義務でも何でもないのだから、Note書くのは好きにすれば良いのだが、不思議なもので、間隔が空いてしまうと何となくヤバいと思い、しかし余計に手を付けにくくなる。夏休みの宿題だ。途中でサボり始めると結局8月30日位までヤバいヤバいと思いながら手が付かず、、、

そんな話はさておいて、ウクライナの件、自らの不明を恥じるばかりで大した話も書けないのだが、そもそもロシアが本当に侵攻するなどとは全く思っていなかった。

ほぼ何のメリットもリターンもないのに、物理的にお金かけて攻めるなんてどうかしている。NATOに加盟するのを防ぐ?侵攻前にはその可能性は充分排除できていた。ソ連の栄光の復活?宇宙産業なりソフトウェア産業なりに資源で得た金を注ぎ込んだ方が戦車・戦闘機に金つぎ込むよりよっぽど効果的だよね。
こうした資本主義的発想をプーチンはいとも簡単に乗り越えてくれた。
まさかの力押し、全面侵攻である。

いやーマジか、やられた。お陰で仕事も大変だ。西側諸国統一ルールで制裁してくれると助かるんだが、国毎に微妙に違う制裁を課すので、支店を構えている国ごとの制裁内容を確認し、各々に該当する取引が無いかをチェックするなんていう不毛な仕事が続いている。
俺の時間を返してくれプーチン、と言いたいが、それはよいとして、我々(同じように侵攻なんてしないと考えてた人は他にもいるよね)の常識を覆す行動に出ているプーチンだが、別に我々にとっての常識が彼にとっては違うだけで、彼のロジックでは今回の侵攻は充分合理的なはずである。

だが、そのロジック、行動原理が分からない。一体プーチンやロシア人は何を基準に行動するのか?
ウクライナがNATOに加盟したら、隣国がNATOになってしまいダイレクトに西側諸国に対面してしまう、彼らは緩衝地帯が必要な民族なのだ、なんて解説も耳にしたが、既に隣国かつもっとモスクワやサンクトペテルブルクに近いバルト三国はNATOにとっくに加盟済だ。
プーチントチ狂った説もあるが、まぁこれは話半分、ただ耄碌して判断力が多少鈍っている可能性はあるだろう。
誰かうまい説明があったら是非教えて頂きたい。

だが現実にプーチンは侵攻を指示し、そして前線はとんでもないことになっている。まさに振り上げたこぶしの落としどころがどうにも無い。
ウクライナ除く各国は(ひょっとするとウクライナ自身も)、あれロシア軍意外と弱っちいなと思い始めている。
おまけに戦車は1台4億円以上するのに、1発1千万以下のジャベリンにぶっ壊されてコスパ悪いこと夥しい、、、

こんな状態で撤収したら、そりゃ世界中の笑いものになるのは必定なのでプーチン的には引くに引けない状況で、なればこそ核ミサイル的な話まで持ち上がって、皆で心配している。ある意味、皆でプーチンを気遣っているのだ。幸せ者だな。
ブラックジョークはさておいて、このままだとどうなってしまうのか?
侵略なんて無いだろうと思ってた自分の予想などゴミ同然だが、そろそろ軍も補給も苦しくなってくる頃である。東の二州を分捕って撤退するというのが最も可能性高そうだと考えている。
ただその後は世界の軍隊の構成はガラッと変わるだろう。ドローンやそれこそジャベリンはじめ対戦・対空ミサイルがますます発展し、ある意味軍隊のコスパが良くなるかもしれないし、AIの戦争利用も止めても誰かがやるだろう。これは真剣に議論を始めるべきだと思う。

戦術核の使用可能性は否定しないが、もし使ったら向こう数十年はロシアとまともに付き合う国は中国ぐらいになるだろう。それはさすがのプーチンも理解していると思いたい、、、

久しぶりなのにしょうもない話だったが、ウクライナの人達、あと1月ほど何とか頑張って耐えて欲しい。もう少しで光明が見えてくるはずだ。

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