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「介護サービスが作るつながり」株式会社GLOBAL FLAT取締役・理学療法士/佐藤彩弓佳インタビュー

こんにちは!
理学療法士 安田です。

様々な活動をされているセラピストの方から
どんな経験をしてきたのか、
これまでに培ってきた価値観や
仕事に対する想いをインタビューしています。

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今回は、高江洲良子さんかがご紹介いただきました
株式会社GLOBAL FLAT取締役
理学療法士 佐藤彩弓佳さんと
代表取締役の旦那様
にお話を伺いました!


ご夫婦で株式会社GLOBAL FLATを運営する
佐藤さんご夫妻。

夫婦共に医療職の2人が選んだ事業のフィールドは
介護の世界。

デイサービスや有料老人ホームなどの運営を行っているが、
どれも一般的な施設とは一味違う。

介護施設と異なる事業を掛け合わせることで、
新たな形の介護施設を生み出しているのだ。

異なる事業を掛け合わせることは
属性の異なる利用者の交流を生むという効果もある。

佐藤さんご夫婦から学ぶ
「サービスから生まれるつながり」

新しい介護の世界が見えます。

つながりを生むサービス

株式会社GLOBAL FLATでは
「つながるコミュニティで世界を平和に」を社是とし
つながりを大切に事業を展開している。

強みとするのは掛け算式でのサービス提供。

単なる介護サービスの提供ではなく
主軸とする介護事業と別の事業を掛け合わせることで
サービスの幅を広げている。

例えば、デイサービスに子供向けの塾を併設することにより
高齢者だけのつながりから高齢者と子供が交わる
多世代のつながりが生まれた。

今では総勢60名が集まる
コミュニティが形成されている。

2020年からは地域とのつながりをさらに作りたいと
地域住民が交流できるシェアハウスを、土地を購入して建設。

一階にはデイサービスと誰もが立ち寄れるカフェ&スナック。
二階には有料老人ホーム。
さらに本社機能も兼ね備えており
多世代が集まれる複合空間となっている。

新たなつながる拠点として、
他にも「デイサービス×コワーキングスペース」や
美容に特化した関西初の「デイサービスbee」など
ユニークなサービスを次々に展開。

株式会社GLOBAL FLATでは

「しごと」を「志事」

と表す。

「志を立てて 事を成す事」という意味で
社員の夢を叶えられるような会社でありたいという想いを示す。

今後も社員がやりたいことを叶えられるように
「介護×〇〇」を続々と展開していく予定だ。

ビジョンの見える化がもたらす効果

事業を展開していく中で大きく影響を受けたのが、
とある経営者団体からの教え。

「社会貢献をするのが企業の本来の在り方だ」
との教えに感銘を受け、自社が進むべき道を示した
100年ビジョンを作成。

さらに、100年ビジョンムービーも作り、
これを肌身離さず持つことはできないかと考えてできたのが
100年ビジョンマップ。

100年ビジョンマップは、
100年ビジョンを一枚のイラストにしたもので、
共通言語になればと名刺の裏にも入れられている大切なものだ。

100年ビジョンマップを作り、ビジョンを見える化したことで
「ミラクルが起きることが多い」と言うほど
プラスの効果がたくさん生まれた。

例えば、シェアハウスを作る際に、
本来なら絶対に通らない額の融資がおりた。

ビジョンマップに描いて未来を見せることで、
未来に対する信頼を得られたのだ。

ビジョンマップに共感し、応援してくれる人も増加中。

世界観に共感し、入社を希望する人もいる。


ビジョン明確化したことで
自分たちが進むべき道が見えただけでなく、
信頼や共感を得ることができ会社に良い循環が生まれている。

医療職が見た介護の世界

旦那さんは鍼灸師と柔道整復師
彩弓佳さんは理学療法士で医療職の資格を持ちながら、
病院ではなく介護業界に根差して活躍する佐藤さんご夫婦。

彩弓佳さんは結婚を機に病院を退職し
介護の世界に飛び込むことになったが、
介護の世界で働いてみて感じるのは
介護業界から医療職が求められているということ。

また、自分自身でも必要性を感じている。

医療と介護の世界は、
ご利用者との距離が非常に近いという共通点もある。

特に介護の世界は生活に本当に密着していて、
家族以上にご利用者と過ごすこともある。

これほどご利用者と密に付き合い、
人生に深く関われることが
介護業界で働いて感じた魅力だ。

医療職が活躍できる場はたくさんある。

佐藤さんが「介護業界で医療職が求められていると感じた」と
おっしゃっていたように介護業界も活躍できる場所の一つ。

あまりハードルを高く考え過ぎず、
自分の進みたい道を考えてみよう。

佐藤さんご夫婦からメッセージ

(彩弓佳さん)

アンパンマーチの曲にあるように
「何のために生まれて~」という
そういう考えは子供の頃からみんな持ってたと思う。

大人になるにつれて
そういうのが薄れていったり忘れていったり、
環境によって着ぐるみをかぶってしまったり。

自分もそういうところがあったので、
改めて何をして喜んで、
人生で何を成し遂げたいのか
自分を見つめなおす時間をとってほしい。

自分がしていきたいこと
地球に求められていることを
大きい視野で考える時間を作ってほしい。

(旦那様)

若い時はエネルギーがあり余っている。
若い時にしか失敗もできない。

とにかく無限の可能性があるので
何でもチャレンジしてほしい。

例えば、医療職一つにしても働き方というのは
あくまでも手段の一つにすぎない部分はある。

入り口は医療・介護・福祉とか
やり方から全然入っていいと思う。

ただ、人と対峙していく中で
自分の人生は何をなすべきなのかなとか
生まれた意味とは何なのかなとか
究極は一度きりの人生の中で、どういう死に方をしたいのか。

こういうことを考えれば考えるほど
時間を無駄にしたくないなと思える。

だからこそ、遊びも仕事もすべてを本気で
死ぬこと以外かすり傷っていう言葉があるように、
とにかく元気なうちに何でも挑戦してほしい。

コロナ禍でいろんな制限もあると思うけど
エネルギーが有り余っている分、
可能性を信じてとにかくチャレンジしてほしい。

佐藤さんの記事で私が続けてきた
「医療者の生き方・働き方」インタビューは
一旦幕を閉じます。

最後に佐藤さんご夫婦がおっしゃった言葉が
私が伝えてきた全てです。

あなたは何のために生きて、
どんなことで喜んで、
どんなことに一生懸命になれて
どんな人の役に立ちたいと思うのか。

手段は何でもいいのです。
あなたが幸せであり、自分を大切にできるからこそ
他者を幸せにすることができ、大切に想うことができる。

人生100年時代となり、老いてもなお生きていく。
そこに意味はないのかもしれない。

だけどこの地球上に生まれた命(=人生=時間)を大切に
尊いものだと認識し自分ごと化できるからこそ
医療者としての「在り方」を見つけられるのではないでしょうか。

私たち医療・福祉に携わる仕事は非常に神秘的であり、
答えのない「人との関わり」から成るものです。

みなさんは人生をどう生きたいのでしょうか。

あなたはどんな生き方をしたいですか?
そのためにはどんな働き方をしたいですか?

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