リフレ経済学【超基礎編】
今回は、上念司さんと高橋洋一さんのYouTubeでリフレ経済学を学んだので、そのアウトプットを兼ねてnoteに残しておきます。
上念司さんから学んだ内容
リフレ政策とは
リフレ政策とは一言で言えば、「変動相場制の国では金融政策がめっちゃ効く」ということです。
金融政策とは、お金の量を増やすか減らすかということ。
変動相場制の国では、お金の量の増減が経済に大きな影響を及ぼすのです。
日本は1973年に固定相場制から変動相場制に移行したため、金融政策がめっちゃ効くようになりました。
その効果は、金融政策のサポートなしにいくら財政バラマキ(公共事業や給付金の支給など)をしても、ほとんど効かないのです!
実際に2009年の麻生内閣がリーマン・ショックの対策として、100兆円規模の大規模経済政策をしました。
しかし、その対策が全然効かなかったのです!
結果的にものすごく円高が進み、日本経済は大打撃を受けました。
これは金融政策をせずに財政バラマキをした結果です。
いわゆる「マンデルフレミング効果」と呼ばれる現象です。
そのため、財政政策には金融政策のサポートがないとダメなのです。
金融政策のサポートとは、ある程度お金を刷った状態(金利が安い状態)です。
その状態で財政政策をドカーンと打つとめっちゃ効きます。
また財政政策には色々な種類がありますが、なるべくみんなの懐が温かくなる財政政策が望ましいです。
だけど財政政策は利害関係者が多いので少し難しいそうです。
しかし金融政策は簡単です!
なぜなら、インフレ率2%になるまで徹底的にお金を剃ればいいからです。
それプラス、政府が財政バラマキをすれば非常に効きますが、金融政策だけでもかなり効くのがリフレの考え方です。
ただし「程度」の問題がある
鍋の温度を上昇させる場合、1℃の上昇も30℃の上昇も、3000℃の上昇も、上昇は上昇です。
要するに「程度の問題」があります。
「民主党時代の日銀総裁である白川総裁も十分な金融緩和をやっていた!」
という主張があります。
たしかに名目上のお金の量は増えています。
しかしそれは、鍋の温度を1℃上げた程度だったそうです。
本当は30℃くらい上げるべきだったのに、白川総裁は1℃くらいしか上げなかったと。
それが現在の黒田日銀総裁に変わり、大胆な金融緩和によって景気が良くなりました。
まとめ
変動相場制の国では、金融緩和がめっちゃ効く⬅メインエンジン
サブのエンジンが財政政策
その他の政策は3番目。
これらは「強火・中火・弱火」のような関係です。
したがって、規制緩和や民営化、スタートアップ支援、TPPなどの政策は弱火の経済政策だそうです。
高橋洋一さんの動画から学んだ内容
次に、高橋洋一さんの「簡単解説 リフレ政策と金融緩和」の方で学んだ内容をアウトプットしていきます。
高橋さんの方が少し専門的で説明が難しかったのですが、理解できたところまで書いていきます。
リフレ政策とは
リフレとはリフレーションの略です。
リフレはデフレ、デフレーションの逆です。
要するに、「デフレはマズイでしょ」と言っているだけです。
デフレの要因は色々あるが、とりわけ金融政策に着目して説明するのがリフレ派の特徴です。
他の人はデフレの要因を金融政策以外で説明する人が多いそうです。
もちろん財政の要因もあるが、金融政策の要因もあります。
金融政策とは
金融政策とは、お金をたくさん刷るか刷らないかです。
お金を刷ると物価が上がるという貨幣数量理論を主張しているだけです。
貨幣数量理論は、モノの数とお金の量の比で決まるということ。
例えばモノが100個、お金が100万円あったら、モノの値段は1個1万円になります。
そしてお金が1000万円になったら、モノの値段は1個10万円になるという話。
要するに、モノの量が決まっていたら、お金の量を増やすと価格が上がるという話です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
なお、このnoteで書いた内容は僕が理解できたところしか書かれていないので、より深く学びたい方は、下記の「参考」から動画をご覧ください。
参考
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