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僕が10年以上通い続ける歯医者さん


こんにちは、表参道のSTATES表参道という美容室で店長をしている小川泰明です。


突然ですが皆さん、

「ちゃんと歯医者さんに通ってますか?」


歯は大事ですよ。
いつまでも美味しい料理を楽しむためにも、定期的に歯医者さんで歯のメンテナンスをしましょう。


特に美容師さん、
忙しいのを言い訳に歯のメンテナンスを怠ってる方多いですよね?

悪いことは言いません。
歯医者さんには定期的に通うようにしましょう。


そんな自分も美容師になってからは久しく歯医者さんに通っていなかったのですが、


今では10年以上通い続けている歯医者さんがあります。


この記事は、
そんな長いお付き合いをさせて頂いている歯医者さんのお話です。


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職場の近くでたまたま行った歯医者さん


歯の調子が悪くなるのはある日突然です。


しばらく歯医者さんに行っていなかった自分も、
ひょんなことから歯医者さんに行かなくてはならなくなりました。


歯医者さんは治療などで何度も通院しなくてはならないイメージがあり、
休みの日に動くのも面倒くさいので、
当時の職場から徒歩数秒の歯医者さんに駆け込んだのです。


「これなら仕事の日についでに治療できる」


そんな適当な気持ちで行ったのがきっかけでした。


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古くて小さくて狭い病院


※大変な失礼なことを書いています。
自分の思いがきちんと伝わるように、あえてこのような言葉を使わせて頂いています。


病院に行ってみると、、
まあなんとこじんまりした待ち合い。


ドアは手動、待ち合いには2人しか座れないソファ。


病室に通されてさらにびっくり。


昭和かという古い医療機器に、やはり2席だけの診察席。


レントゲン写真を、何やら手動で引っ張り出してました。。


そしてレントゲン室は大人の男だと斜めに座らないと収まらないくらいに、まあ狭い。。


口をゆすぐ水はカップの3分の1しか溜まらない。。


姉御肌のおばちゃん先生と、決して愛想が良いとはいえない助手さんの2人で切り盛りされてらっしゃいました。



自分がそれまで抱いていた歯医者さんのイメージは、


キラキラした病院内にピカピカの床、

最先端の設備に、

綺麗な先生と助手さん。


出来るだけ歯の治療の恐怖心を感じさせないような笑

とにかくキラキラしたイメージを勝手に抱いていたのです。



正直なところ、

あ、病院選び間違えたかな。。



という第一印象でした。


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思ったより深刻だった症状


それでも職場から数秒の距離は大きな利点だと思い、そのまま治療をして頂くことになりました。


肝心の歯の状態はというと、、


思ったより深刻でした。。


何年も放置した結果です。



1番の原因となっていた歯の治療、
そしてその他諸々の虫歯などの治療で、実に1年近くもの間治療を行うことになりました。


その後も定期的な検診・メンテナンス・再発などを繰り返し、大学病院を紹介してもらったこともありました。


そして気づけば長い間、その歯医者さんにお世話になっていたのでした。


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「歯を抜かない」という強い意志


自分は歯のことはよく分かりません。

ブリッジとかインプラントとか、専門的な知識はまったくありません。


ただ、自分の歯が大切なのはよく分かります。


そして、自分の通っている歯医者さんからは、

「患者さんの歯を可能な限り抜かない」

という強い意志を感じ取ることができました。


先述の通り、自分は歯のことはよく分かりません。

何となく、自分の歯は抜かない方がいいんだろうな、くらいにしか知識もありません。


しかし、自分の通う歯医者さんからは、

可能な限り患者さん自身の自分の歯を残してあげたい

という思いやりにも似た優しさを強く感じたのです。


それから自分は数ヶ月に1度、自分の歯を残すために、歯のメンテナンスに通い続けています。


先生と助手さん、お二人には本当に心から感謝しています。



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大切なのは見せかけじゃなく本質


何年もの間、定期的に歯のメンテナンスをしていることで、自分の歯の状態はとても良好です。

自分はこの歯医者さんとの出会いを通して、とても大切なことを学びました。


綺麗でピカピカの環境や、最先端の設備、それらは二の次で良いんだと。


本当に大切なのは、
思いのこもった本質を届けるべき人に届けることだと。


自分の働く美容室も同じことが言えます。


美容室の本質とは、
お客様が髪を綺麗にすることによって喜んで頂くこと。

もちろん店内はキレイに越したことはないし、設備や扱う薬剤だって最先端のものに越したことはありません。


しかし本当に大切なのは、
そこで働く我々美容師ひとりひとりの髪に対する思いの強さや、お客様に対する気持ちの強さだということです。


我々「美容師」という仕事の最大の目的は、お客様にヘアデザインを通して喜んで頂くこと。



僕は仕事の本質というものを、この歯医者さんから学ばせて頂きました。



外面から見えるものが、
どれだけ古かろうが、ダサかろうが、小さかろうが、


「大切なのは人を大切に思うこと」


僕は自分の通うそんな歯医者さんを誇りに思うし、これからも自分の大切な歯を任せたいプロフェッショナルだと信頼を置いています。


そして、
自分のもとに通って頂いているお客様にも、自分はそんな存在でありたいと強く思っています。


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いつも長文を読んでいただきありがとうございます。



小川泰明

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