飲み会で動ける人は仕事もできる。強いては有事の時に行動できる

甘やかされて育ったのか、学校や社会システムに全てを整えてもらった状態でこれまで何かに取り組んでいたからかはわからない。ただ、自分の周りの±5歳ほどの人の多くは、自発的な行動が全くないように見える。

一例を挙げるとすると、飲み会。どんな人が参加する予定かを事前に把握して予め場所を決めておく必要があるかを決めたり、席を押さえておくこともできる。急遽飲み会が決まった時に全員でゾロゾロ歩くのではなく、各々が手当たり次第店を訪れて入れる店を探すこともできる。

年齢という固定概念に囚われていたり、誰かがやってくれるだろうというお子ちゃまな考えが蔓延っていたり等、様々な原因があるだろう。歳上というだけで偉そうにしてるだけの人は、しょうもないサラリーマンになることは間違いないだろう。そういったしょうもない人にベタベタとつきっきりの人も同類だろう。しまいには、先輩が飲み会に行くなら行くというような、自己決定権を意図せずとも他人に握られているという最悪のケースもある。

この飲み会の例一つとってと、どんな人が参加するのか(Who)、その人達は何を望んでいるのか(What)を考えるだけで、自分がすべき行動が自然と浮かんでくる。

このことは仕事にも完全に当てはまる。与えられた仕事が、誰のために(Who)、どんな目的で(Why)、何をするのか(What)を意識するだけで、行動を先回りしたり、自分にしかできないことが何かを考えたりできる。

この自発的な行動にはいくつかの失敗がつきものであるが、上司から与えられた仕事にただただ作業をしているだけでは到底辿り着けない思考・行動力を身につけることができる。それにより、仕事は退屈なものから、楽しいもの・自己表現のものに変わっていく。

話はガラッと変わるが、ウクライナでは今、一人一人が国を守るために何ができるか考え、行動している。軍に入隊する人もいるし、戦闘経験のない人は物資の手配や病院での治療のサポート、あるいは避難する人を駅まで送るなどあらゆる活動が自発的に行われている。

日本とのバックグラウンドの違いはもちろんある。しかし、18歳〜60歳の男性で子どもが3人未満の人は国を出ることができないということに考えさせられるものがあった。固定概念、お子ちゃま的思考がある限り、こういった有事のことになった際、我々は強者に立ち向かうことはできないだろう。

常日頃から自発的な行動を取れるようにすることが、たとえ戦争なような有事ではなくても、自身の価値を高め、他人と生きていくこの世界では必須ではないだろうか。


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