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居酒屋を開業したときの話③

こんにちは、飲食店経営者兼ブロガーのおおいしです。
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ちょっと間が空いてしまいましたが今日は『居酒屋を開業したときの話』シリーズの第3回を書こうと思います。①と②も読んでいただけたらウレシイです。

第3回は宣言通り「何でお店がうまくいかなかったのか」を掘り下げていきます。失敗事例を共有することで、誰か一人でも読んでよかったと思ってもらえれば書くことに意味ができるかなと思って書きます。

でもやっぱ一人だけじゃ寂しいのでたくさんの人に読んでもらって、たくさんの人に読んでよかったと思ってもらいたいです。

僕は承認欲求のカタマリのようなオトコなのです。スラムダンクの福田吉兆ばりに「もっとホメてくれ」って思ってます。じゃないとほわちゃあしちゃうかもしれないです。スラムダンク好きすぎでスイマセン(笑)

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                     *参照『スラムダンク』16巻

1.長続きしないお店の特徴

さて、1時間目の授業を始めます。
いつだったか、こんなツイートをしました。

自分の廃業を振り返りつつ、他の上手くいかなかったお店のことも考えるとこんな感じです。

すべてのお客様を満足させようとしちゃってるってのは意外に盲点なんですが、個人の居酒屋ですべてのお客サマを満足させようとしてもいい結果に結びつかないことが多いです。僕もそうでした。

来てくれたお客サマに満足していただけるように全力を尽くすのは大切です。だけどやっぱり個人店は「こだわり」も大事。

例えば冷酒で美味しい日本酒を「燗つけて飲みたい」ってお客サマが言っても「これは冷酒で美味しいお酒なので冷酒で飲んでください」って言っちゃうこだわりのある大将がいたら最高にいいなって僕は思います。そういうこだわりの大将のお店通いたいです。

でもたぶんキライな人はキライ。「客が燗つけろって言ってんだよ」って思う人もいるでしょう。でもそれでいいんです。だがそれがいい。前田慶次も言っています。

花のけいじ

十人中九人に嫌われても一人が大好きになってくれれば小さな個人店は成り立っちゃいます。しかも好きな人だけお客サマになってくれるのでどんどん楽しくなってきます。自分の失敗経験から僕はそういうお店づくりをオススメします。(ちなみにそのあと出したお店は繁盛しましたよー。そのお店はこだわりをビンビンに意識しました)

あとはまあ目的大事だよ(第二回でも書きましたが)ってことと、数字把握しときましょうねってこと。それと、本気出してるの?ってこと。

あのときのお店。今、振り返ると本気で取り組んでなかったなぁと思います。昼間の時間、お客サマがいない時間、営業後の時間…何か行動を起こすことはできたはず。でも大きなことは何もしませんでした。

「何とかなる」の精神は大事だけど、「何とかなる」のは何とかするための行動をした人だけです。自分のお店でしょ。本気で取り組めよ!ってあのときの僕に言ってやりたいです。僕の机の引き出しがタイムマシンなら迷わず言いに行ってるところです。

まあ要するに、こだわり持って本気出そうぜ!ってことです。
いつやるの?今でしょ。

はい1時間目の授業終わります。

2.安売りに走らない

2時間目です。

お客サマが来ない。これってほんとに苦しいです。でもだからって安易に安売りに走らない方がいです。それやっていいの大手だけです。

安売りって誰でもできます。「安いから買う」「安いから来る」の領域に頼ってると自分の魅力が弱くなります。「あなただから買う」「あなたのお店だから来る」この領域に達するのは安売りの領域より遥かに大変です。だけどこの領域に達してしまえば安売りの領域には負けません。

自分の魅力を磨くことほど強力な販促はないってことです。

このお店を出した頃の僕は、安易に安売りに走りました。安くすればお客サマが来る、いや安くしなきゃ来ない。そんな幻想に取り憑かれていました。

今振り返ってもアホらしいんですが、個人の居酒屋なのに曜日サービスとかやって月曜日は生ビール半額、水曜日はレディースデイ(女性ドリンク一杯サービス)とかやっちゃってました。もちろんちゃんと目的が明確ならいいと思いますが、安易な安売りは自分を苦しめるだけ。ここはセンター試験に出るレベルで重要なポイントです。

経営は言葉です。計算じゃない。
はい、2時間目の授業終わります。

3.まとめます

3時間目、今日のまとめです。

要するに、

タイムマシンがあったらいいな。

です。以上!残りの時間は自習です。先生は帰ります。さようなら。


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