椅子をつくりはじめるところ。
ぼちぼち新しい生活のリズムも出てきたところで、まず何かつくってみようと5月の真ん中ぐらいに思いはじめて、ひとまず木材をやりたかったのと、日常使いできるものをと思って、ちょっと背の高いカウンターチェアをつくってみて、大学院のスタジオで使う案がゆるやかに浮上。自主制作。
え、でも何からはじめたらいいんだろうと思いながら、いくつかパラパラと本をめくってみたり、それとなくネットで情報を拾ってみたりして、ひとまずつくりたい椅子の大まかなイメージと、そこに出ていた図面のようなものをプリントアウトしてみる。
(そもそも図面なんてものを、書いたことがない)
それを木材造形工房に持っていて助手の人に相談。一応つくりたいもののイメージは伝わったようで安心したけど、1つひとつのパーツを切り出していくには、長さや幅や角度が決まっていないところが多く、もう一度自分で図面を描いてみることをすすめられる。
ということで、もらった方眼紙、定規、分度器を使って図面をかいてみる。これだと鉛筆の線が太いので、なんとも久しぶりに鉛筆削りを使ってみたり、木材造形工房にある他の椅子の長さや幅を定規で測ってみたりして、1つひとつの寸法を決めていく。
もう椅子をつくりはじめる前に日が暮れてしまいそう。とにかく最初は多少粗くても何本かつくりながら感覚をつかんでいきたいということも助手の人に話しながら進めていく。
その日のうちに材料の発注まではやってしまおうということになって、大学の近くにある製材所の料金表を見せてもらうことに。いや、種類がめっちゃある。どの木を使うのかを、何をつくるかに合わせてこだわるくらいになりたいけど、まだそこまでは至らず。
すぐに製材所に電話したら、ちょうど別の配達もあって今日の午後には大学まで届けてくれるとのこと。ということで食堂でお昼ごはんを食べながら、しばし休憩。そして15時ぐらいに製材所のおっちゃんがキャンパスへ到着。
おお、なんか自分が勝手に想像していたよりも随分と背が高い。
(これ、どこに保管すんのかな)
ひとまず明日これを切って椅子の足のパーツからつくって、という感じかな。まだまだ先は長そう。32歳、大学院生、木工初級。でも、ちょっと進んだから、よしとするか。
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