写真が上手くなりたければ「縛り」撮影をしよう
こんにちは、氏家( @yasu42 )です。
X(Twitter)でこんな投稿をしたところ、意外と反響がありました。
これ、実際に効果的なんですよね。
特に35mmには有効です。「近すぎず遠すぎず」な焦点距離なので、気をぬいた瞬間に退屈な写真を量産してしまうんですよ。
で、せっかくなので実践してきました。
先日温泉旅行に行ったのでそのついでという形ですね。
なお、今回は「絞って」を省いています。つまりは35mmという焦点距離縛りですね。
旅行中だったということでご容赦ください。
では、さっそく見てみましょう。
【作例】
これです。
これが考えずに撮ってしまった35mmの写真です。
本当に写しているだけ。
何を見せたいのか、何が主役なのかさっぱりわからない。
油断するとこんな写真を大量生産してしまうのが35mmのおそろしいところ。
寄るとちょっとはマシになりますが、それでもパッとしませんね。
望遠のような印象的な描写は期待出来ないのがよくわかります。
やはりインパクトに欠ける。
主題があいまいだと、何がしたいのか本当にわかりません。
移動中に。
都市空間の場合、密度もあって先ほどのような環境よりはだいぶ楽です。
とはいえ気をぬくとまたこれ。
ここまでグイッと寄るとさすがに印象的になりますね。
ただ、これは開放で撮っているのである意味「ごまかし」がきいています。
絞った場合は背景まで写ってしまうので難易度が数倍です。
狭くて密度が濃い空間だと一気に映えますね。
やはり広角〜準広角は狭い空間でこそ映える。
広い空間で広角使うのって本当に難易度高いと思います。
撮る対象を絞るのがポイントでしょうね。
【結論】
いや、やっぱり難しい!
広角や望遠のように誇張してくれないので、撮り方や絵の作り方にセンスが出てしまいます。
ごまかしがきかない、というのが正直なところ。
反面、35mm前後で上手い人は本当に上手いんじゃないかな。
縛りプレイには最適と思います。
私ももう少し使い込んでみたいですね。
【今回の機材】
今回のレンズはZeiss Loxia 2/35。
個人的に大好きな一本です。
定価こそ17万円オーバーと高額ですが、今の相場だと5-6万円とお手頃なのがうれしい。
マニュアルフォーカスレンズということを差し引いてもバーゲンプライスと言っていいでしょう。
中心はバキバキ、周辺はなだらかなのも良い。
レンズ構成がビオゴンタイプなのでとてもクラシックな描写をしてくれます。
好き。
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