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ただ信頼する。そして箱から出よう。

「大丈夫だよ」私にとってこれほどパワフルな言葉はない。
でもきっとこの言葉は誰にとってもパワフルであり真実なのだ。
大丈夫じゃないことなんてひとつもないのに、自分自身のエゴの思考、不安や怖れという偽物の思考が大丈夫じゃなくしてしまう。

不安や怖れがない人などいないと思うが、その不安や怖れのエネルギーが自分自身を飲み込んでしまったら、あなたの人生は本当の自分のものではなくなり、不安や怖れという偽物のエネルギーの支配下に置かれてしまう。

不安や怖れのエネルギーとワクワクのエネルギーは同じだと言う。
考えてみれば、確かに不安や怖れを感じつつも、自分自身がコントロールできる程度におさまっていれば、それは案外いい刺激となってワクワクしてくることもある。遊園地でお化け屋敷に入る時、ジェットコースターに乗る時、知らない土地へと旅する時、初めての体験の時……すべて不安と怖れがピタリとくっついてくる。でも同時にワクワクする気持ちもある。不安や怖れとワクワクはコインの裏表みたいなものなのだ。
だから不安や怖れを感じないようにしようと努力しても無駄だ。それは同時にワクワクする心さえも感じなくさせてしまう。要は程度の問題であり、精神的なタフさの問題なのだ。

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今年はライフスタイルが激変した人が多いと思う。自分で変えようとしなくても、社会全体、いや地球全体が変わってしまえば、嫌でも変わらざるを得ない。今までのあり方が否応なく壊されて、新しい価値観、新しいライフスタイル、新しい信念が構築されつつある。

『OUT OF THE BOX! ー 箱から出よう!』という言葉を何かで目にした。この言葉を目にした時、「うん、そうだ。これだ!」と感じた。
英語では「頭を柔らかく斬新な発想をする」とか「素晴らしい」という意味で使うが、私が目にしたのは実際に「箱から出る」ということだ。
私たちはいつの間にか知らないうちに、狭い箱に閉じ込められていたのだ。
家も、会社も、満員電車も、スマートフォンも、私たちの身近にあるものはほとんどが「四角い箱」なのだ。四角い箱の世界にいつの間にか支配されてしまっている。動物園にいる動物たちといったいどこが違うのか?
コロナ禍だからあまり外に出られない? 本当にそうだろうか? なんだかわからない菌におびえて、不安や怖れに支配されているだけじゃないだろうか? 箱から飛び出して天井のない場所、箱が見えない自然の中にいるだけで、「大丈夫」という感覚が心の奥に芽生えてくる。自然はすべてを包み込む。私たちが本来いた場所、ソース(根源)へと繋ぎ直してくれる。

ただ信頼してそこにいるというあり方。自分自身に対しても、他者に対しても、ただ信頼する。どうなろうと大丈夫だと信頼する。それが不都合な結果を招いたとしても、俯瞰して見た時に、長い目で見た時に、これでよかったんだと感謝に変わるんじゃないだろうかと私は思うのだ。
大丈夫、と信頼する。ただ理由もなく無条件に。箱から出て世界の美しさを味わう。どんな状態だろうと不安や怖れに支配されてはいけない。不安や怖れを感じて支配されそうになったら自然を感じに行くといい。心静かにハートを開いて全なるものと繋がり直すといい。生きているだけで素晴らしいことだし、心の底からこれができた時にはきっと世界が変わっているはずだ。ただ信頼すること、そして箱から出よう。風はいい感じで吹いている。

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