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ペレとカマプアアの伝説が残るマウイ島の聖地『オヘオの7つの聖なる池』。

マウイ島のハレアカラ山の裏手(南側)、キパフルにある『オヘオの7つの聖なる池』。オヘオ峡谷とキパフル渓谷が1969年にハレアカラ国立公園の一部となったので、現在では国立公園がこの地域を維持管理している。

かつてはキパフルにはたくさんの人が住んでいた。クーロア岬やペペイアオレポ湾が見渡せる沿岸地域には、住居跡のほか、漁業の神を祀った祭壇、ヘイアウ、カヌーの発着場、昔のタロイモ畑跡などの史跡が確認されている。
州で3番目に大きいカネコエラ・ヘイアウは公園本部の近くにあり、ここはカフナたちが技術を磨いた訓練所だったと言われてている場所だった。

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またここにはペレと夫のカマプアアに関する伝説も残されている。
人と豚の半神カマプアアが惚れ込んだ火の女神ペレを追いかけてやってきたのが、この7つの池のすぐ近くだといわれている。
半神カマプアアは、筋骨隆々としたハンサムな男だが、必要な時(大抵はペレと喧嘩して海に逃げる時)にはブタやフムフムヌクヌクアプアアという魚に姿を変えることができた。
フムフムヌクヌクアプアアはハワイ州の州魚で、和名は「タスキモンガラ」と呼ばれるモンガラカワハギの仲間。珊瑚礁に棲息し、大きいものは30センチ位になる。
ハワイ語でフムフムはモンガラカワハギ科の魚を指し、ヌクヌクは短い、アープアアは豚の鳴き声という意味。興奮すると音を出す習性があり、豚に似た鳴き声を出す。カマプアアは人と豚の半神ゆえに、カマプアアが姿を変えた形として伝えられたのだろう。
カマプアアはペレを追い求めてキパフルの渓谷までやってきて川に飛び込んだと言われており、その場所は現在、プアアルウ(Puaʻaluʻu=「飛び込むブタ」の意)の名で知られている。
その後、彼は耳をべったりと泥で汚しながら、河口付近のペペイアオレポ(Pepeiaolepo=「汚れた耳」の意)湾に姿を現し、ペレに求愛したそうだ。

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またキパフル渓谷はカヌー製造者が崇拝する神ラカのスピリットが住む場所であるとハワイアンたちは信じている。
おそらくカヌーの原材料となる質の良いコアの木がここにたくさんあることに由来しているからであろう。

ここはひとつ注意しなくてはならないことがある。
ハレアカラ山の南側は雨が降りやすくそのために川も増水しやすい。
増水した時にはこの滝つぼも激しい水が押し寄せてとても入れる状態ではないために閉鎖されてしまう。
コンディションのよい時にだけ、写真のように水遊びができるのだ。

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この地域には7つの池以外にもマウイ島随一といわれている自然豊かなピピワイ・トレイルがあり、大きなバニアン・ツリーや美しい竹林、またトレイルの終点には壮大なワイモク・フォールズが最後には待ち受けている。
雨の後などで増水して水遊びができない時は
飽きることのないこのような大自然からは素晴らしい癒しのエネルギーを受け取ることができる聖なる土地なのだ。

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