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原体験を振り返ることで大切な価値観に気付き、夢が見つかる

どうも、マツバラヤスユキ(@yaspontax)です。

原体験という言葉をご存知でしょうか。

言葉の意味としては、「その人の思想が固まる前の経験で、以後の思想形成に大きな影響を与えたもの。」です。
現在に至るまで、皆さんそれぞれが様々な経験をしており、経験を通して考え方や思想、モノの見方、価値観が形成されています。

最近、「好きなことを仕事にしよう」「やりたいことで生きていく」とよく耳にするようになり、自分の好きなことって何だろう?自分の得意なことって何だろう?と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そんな時に、原体験を振り返ることで、自分が大切にする価値観が見えてきたり、こんな生き方をしたいという思いの芽生えや夢が見つかるかもしれません。

ぜひ一度記事を読んでいただき、ご自身の原体験を振り返ってみてください。ご参考までに、僕の原体験や価値観についてもご紹介しております。(少し恥ずかしいですがw)

原体験とは

原体験とは、デジタル大辞林によると、「その人の思想が固まる前の経験で、以後の思想形成に大きな影響を与えたもの。」と定義されています。

定義によっては、”幼少期の体験”と限定されている場合もありますが、個人的には何歳になっても原体験となる経験はあり得ると考えています。基本的な思想は幼少期で形成されるかもしれませんが、衝撃的な経験(=原体験)によって、変化していきます。

原体験とは、例えば以下のようなモノです。

・幼い頃に過程が貧乏で満足に食べたいものが食べられなかった経験から、大人になってたくさんのお金を稼ぎ毎日のように高級料理を食べて贅沢な暮らしがしたいと望む
・学生時代にクラスでイジメられた経験から、イジメを無くす為に学校の先生になることを志す
・新卒社員としてブラック企業に入社し毎日深夜帰りという激務を経験し、自ら起業してホワイト企業をつくることを志す

その経験の前後で大きく考え方や価値観が変わる経験です。

皆さんの人生においても、現在の考え方や価値観を形成するに至った、原体験があるのではないでしょうか?

原体験の振り返り方

まずは自分史を作りましょう。自分史とは、自分が生まれてから現在までのイベントとその時感じたことを年表のようにまとめたモノです。

自分史とは

以下のように、自分が生まれてから現在までのイベントをリスト化してその時の感情を1つずつ思い出して棚卸ししていきます。

(例)
1989年(0歳)「東京都XX区に誕生」◯◯家に生まれてきて良かったと思っていたはず。
1993年(4歳)「幼稚園の発表会で毎年主役に立候補し、勝ち取っていた(らしい)」主役で目立ちたいと思っていた(はず)。
1999年(10歳)「クラスで学級委員に立候補するが、落選」初めて、人に負ける経験をし、とても悔しい思いをした。
2001年(12歳)「傲慢な性格でクラスで孤立してしまう」友達が離れていくことで非常に辛い思いをし、孤独の寂しさと人を大切にすることを知った。
2003年(14際)「立候補し投票の結果、中学校の生徒会長になる」友人からの信頼を得た結果として、嬉しく感じるとともに、自信が付く。生徒会長として、全校生徒の前に立つことへの喜びを感じる。
2004年(15歳)「受験勉強の時期は友達と遊ぶことも恋愛も我慢したが、高校受験で第一志望の学校に落ちる」人生最大の挫折を味わう。努力しても結果が報われないことがあると学ぶ
2007年(18歳)「高校受験の失敗をバネに人の2倍勉強し、大学受験で第一志望の学校に合格する」失敗を糧に、成功を掴み取った時の喜びは計り知れないモノだった。
2008年(19歳)「アパレル販売店でアルバイト」接客したお客さんからのありがとうが嬉しいと感じた。
2009年(20歳)「2年間付き合った彼女にフラれる」夜通し泣き崩れた。もっと彼女を大切にし、楽しませる努力をすべきだったと後悔した。
2011年(22歳)「就活で50社の選考に落ちた」自分のやりたいことを軸に就職することはできないと悟った。
※上記は、架空の人物の自分史です。

自分史作成時のポイント

・可能な限り細かく書き出す
・思い出したく無いようなイベントや恥ずかしい感情も全て洗い出す
・他人に見せる必要は無いのでキレイな言葉でなくてもOK

自分史を元に原体験を特定し大切な価値観に気付く

作成した自分史から原体験「その人の思想が固まる前の経験で、以後の思想形成に大きな影響を与えたもの。」を特定しましょう。

この工程は、現在の自分の価値観と照らし合わせながら、どの経験が強く影響を与えたのかを紐解いていくと良いと思います。

例えば、”2009年(20歳)|2年間付き合った彼女にフラれる|夜通し泣き崩れた。もっと彼女を大切にし、楽しませる努力をすべきだったと後悔した。”という原体験から、『後悔しないように全力で今を生きる!』という価値観が形成されたといった感じです。

大切な価値観をもとに夢を見つける

ちなみに、自分にとって大切な価値観が見つかったからといって、すぐにこんな生き方がしたいという思いや夢が見つかるかどうかは別問題だと思ってます。(話が違うじゃないか、と思った方すみません!)

というのも、その大切な価値観に基づく夢やその実現のしかたは多種多様だと思います。大切な価値観が似ている人同士でも、二番目に大切な価値観は異なり、現在までの経験も持っている選択肢も異なります。

その為、大切な価値観を指針として、自分の夢を見つける旅に出かけると良いのではないでしょうか。似た価値観を持っている人に会って話を聞いてみたり、本を読んでみたりすると夢やなりたい姿が見つかるかもしれません。

僕の原体験・大切な価値観・夢をご紹介

価値観や夢は日々ブラッシュアップされるものだと思っているが、現時点での僕の考えです。twitterなどで何かコメントをもらえると、飛び跳ねて喜びますw

原体験

『寂しがり屋のチームリーダー』

寂しがり屋
小学生の時に、クラスにいたイジメられっ子に対してヒドい事をした結果、友達がほとんどいなくなってしまった経験をした。その後、中学生になり新しい友達もできてきた頃に、親の仕事の都合で引越しすることになり、転校した。前髪を立てただけで怒られる平和な学校から、校舎を自転車が走り窓ガラスが頻繁に割れる学校へ転校し、転校生という理由でヤンキーから目をつけられ、嫌がらせをされる立場も経験した。しかし、そんな時に助けてくれる優しい人はいるもので、僕の事を守ってくれる友達ができ、信頼できる仲間の大切さを身に沁みて感じた経験となった。(そんな彼とは、今でも親友だ。)

チームリーダー
チームリーダーとなり、それまでは自分のことだけを考えていれば良い状態からメンバーとの関わり方やメンバーの成長を考えながら試行錯誤する機会を得た。自分の考え方や行動は変えられるが、人を変えることは非常に難しく、信頼関係を築くことの重要性を改めて感じる機会となった。その経験を通し、学生時代の経験もあってか、人から必要とされることを強く求める傾向があり、人から感謝されることに喜びを感じることを自覚した。その為、人のなりたい姿や実現したいこと、目標達成を持てる力をフル活用して支援し、スキルセット・マインドセットともに成長させることにやりがいを感じるようになった。

大切な価値観

『周りの人をエンパワーメントし幸せにしたい!』

チームリーダーを経験したことを機会に、自身の成長よりもチームメンバーの成長に喜びを感じるようになり、自分の人生ビジョン「周りの人をエンパワーメントし、幸せにしたい!」が明確になる。メンバーのなりたい姿が実現できるように、一緒に目標を設定し、ありとあらゆる手を使って支援した結果、目標達成しなりたい姿に一歩でも近づくことができ、感謝してもらえることが至福の喜びである。ビジョンの実現の為には、常に新しい経験ができる環境に身を投じ、担う領域・責任の幅を広げ、視座を高めていきたい。多くの経験(嬉しいことも辛いことも)があるからこそ、人のことを思いやることができ、幸せにすることができると考える。

『だれもが夢を語れる社会をつくる』

現代において、夢が明確ではない人や自分の夢に自信が持てず、人に話せない人が多い。しかし、誰もが幸せになりたいと願っていて、それぞれの幸せのカタチはあるはず。そんな、幸せのカタチを発信することで、自分のなりたい姿や実現したいことが明確になったり、みんなが夢に育て上げることに協力してくれるかもしれない。夢を叶えようと自分の人生に主体的になり、一歩ずつでも前進している状態は、幸せに感じられると思うんだ。一人でも多くの人に幸せになって欲しい。

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