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鳥せいの焼き鳥で夕ごはん︰ほうれん草の白和え

久しぶりの雨。娘さんは外に出られないのが不満で、その反動か「ねー見て!」がすごい。見てるよと言っても「ちがうの、こっち来て座って?」と言われる。見て=見てください、ではないんですね。恐らく一緒に体験してください的な。結局見てと言われて隣に行くと、はいと絵本を渡されドスンと膝に座られたり、絵(だいたいアンパンマン)を書くように言われたり、こちらのアクションが必要だったりする。今日は電話を出せと言うので何かと思うと、「ばあやんに電話して(おばあちゃんにライン電話しろ)」ということだった。なんかもうすごい。いつの間にこんなに知恵を持つようになったんだろう。

昼から雨があがったので、広瀬さんと3人で出掛ける。娘さんは長靴をはいてご機嫌だ。散歩がてら天満橋まで行ったのだが、帰ろうかというときに広瀬さんから、京橋をまわって鳥せいに寄って焼き鳥を買って行くのはどうかという提案をもらう。ナイス…!時々、本当に時々こういう素晴らしい提案をしてくれる。つい先日、営業再開したみたいよと共有したところだったのだが覚えてたのか。

久しぶりの鳥せいナイトだ。居酒屋っぽいおかずをいくつかつくって、盛り上げようと思う。朝のうちにキャロットラペをつくっておいた。

今日はシンプルバージョン。仕上げにミントを散らして、よりすっきり食べられるようにしよう。とろろを混ぜた茶碗蒸しもつくる。なめたけをあんに入れて、大人はわさびを添えると料亭の味。昨日来た野菜から、赤からし菜を使おう。お湯をザッとかけてから、ナムルにする。塩だけでもピリッとした辛みと野菜そのものの味の濃さで美味しい。

もうひと品、ほうれん草の白和えをつくる。白和えというと、すり鉢がセットで思い浮かぶ(つまりつくるのが大変)が、自分でつくるのは簡単バージョン。豆腐はキッチンペーパーで包んでレンジにかけ(2分くらい)、水切りする。包んだまま冷ましている間に具の準備。今日はお浸しにしたほうれん草があったので、だしから引き上げて軽く絞る。ただ茹でただけの青菜でもいいし、チンした人参線切りでもいい。ひじき煮もよく使う。豆腐をあけたボウルに、練りごまをスプーンですくって入れて、そのまま混ぜる。砂糖・醤油で調味して具を合わせて出来上がり。仕上げにすりごまをかけると美味しいし、大人用には辛子もよく入れる。更に山椒をかけたりも。

焼き鳥は、広瀬さんが2本ずつトースターで温めて出してくれた。美味しい焼き鳥に、小料理屋のような細々したいくつものおかず。ビールで乾杯、週末の幸せな夕ごはん。

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