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小読書感想文「アウトプット大全」

まさに、この本を読んで読書感想文を書こうと決めた。
アウトプット大全ではアウトプットの方法に加え、その方法の方法を解説してくれている。読書感想文は、読書というインプットにとって最高のアウトプットになる訳だが、つまり本書では読書感想文の書き方まで解説してくれているのだ。その内容に倣ってビフォー(本書を読む前の自分)、気づきアクションの順に感想を述べていく。

ビフォー(本書を読む前の自分)

そもそも本書を手に取った理由は、会議や講義の場で質問をしたいと思うのだが、意味のある質問が思いつかず悩んでいたからである。
また会議や報連相において、想定外の問いかけに対して自分の意見をうまく伝えることができなかったと感じることも多かった。決して私は不真面目ではないと思っており、いかなる場面もうなずきメモをとりながら、話を聞く。しかし、ひどい時は直前の会話でも「何の話だっけ?」となった経験もある。これはまずいということで以下を求めて本書を手に取った。

  • 質問を素早く理解する力

  • 自分の意見をうまくまとめて伝える力

  • 説明する、提案する力

冒頭でも少し触れたが、本書ではアウトプットの方法やトレーニング方法が記載されており、アウトプットだけでなく広くビジネスマンとして必要な土台が学べると思った。その中でも私に響いたことや気づきを記し、自分自身のために役に立てていこうと思う。

気づき

アウトプットには大きく「話す」「書く」がある。
例えば話すの中でも本書では「説明する」「プレゼンする」など細分化して解説されている。私は自分の仕事っぷりの中で意外にも多く書いていることに気づいた。メモを取ることは好きだし、アイデアを出す時はまずは紙に構想をデタラメに書くところから始めていた。
ではなぜ、アウトプットができないのか。

そもそもアウトプットとは運動である。体を使って覚えるので実践に役立てることができる。対してインプットは学びである。必ず必要なことだと思うが、例えば野球の動画ばかり見ていてもホームランは打てないように、インプットだけでは自分の力にならない。つまりインプットとアウトプットを交互にバランスよく練習していくことが大事であり、そのバランスの比率はインプット:アウトプット=3:7が理想と書かれている。

私の場合はインプットが多すぎることが、アウトプットができない1番の理由だと感じた。
「稼げるビジネスマンになるにはどうすれば良いか」と考え、次々に本を読みYoutubeで動画を見ていた。すると最初に読んだ本や動画の内容などほとんど覚えておらず、覚えていたとしてもそれはその本を読む前から自分が知っていたことだと気づいた。

アクション

「今はインプットしているのかアウトプットしているのか」を常に把握し、インプットの量やインプットとアウトプットのサイクルを意識する。インプットを少なくすることで、余った時間や脳にできた余裕を使ってアウトプットすることを考える。
また「会議でよりよい質問する」のような短期的なサイクルを回すためにも、インプットに対するアウトプットを細かく実行する必要がありそうだ。具体的にはもらった情報をただ単にメモするのではなく、その時に感じた違和感や思いついた質問をメモし、発言すべきかどうかを選択するといった感じだろうか。
私のトレーニングはまだまだ先が長そうだ。


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