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【引退馬】 サードキャリアとしての場所: win-win-winを目指すベルサイユリゾートファームの取り組み

いきなりですが、皆さんは「北海道の翼」AIRDOの機内誌raporaをご存知でしょうか。

筆者は先日北海道に行くにあたってAIRDOのフライトを予約しており、飛行機に乗って早速機内誌を手に取ると偶然にも「馬に会いたくて。」という特集が…
つい見入ってしまいました(笑)

機内誌rapora(https://www.airdo.jp/service/rapora/)

この特集にはYogiboベルサイユリゾートファームも含まれておりまして、説明文に「引退馬支援」の文字が書かれておりました。
恥ずかしながら筆者はこのことを存じ上げていなかったため、今回はYogiboベルサイユリゾートファームの引退馬支援について書いていきたいと思います。


Yogiboベルサイユリゾートファームとは

以前にも記事で取り上げましたが、ベルサイユリゾートファームは北海道日高町にある功労馬を中心とした馬たちが余生を過ごす引退馬牧場です。

Yogiboと言えばアドマイヤジャパンのCMで有名ですが、ローズキングダム、ヒルノダムール、タニノギムレッドなど錚々たるメンバーで、そこにはオジュウチョウサンの名前も!

競走馬としての人生をファーストキャリアとした際に、種牡馬・繁殖牝馬 または乗馬などとして働くのがセカンドキャリア、そして養老牧場や観光牧場で余生を過ごすのがサードキャリアという位置付けのようで、当牧場はサードキャリアの場所として機能させることで「馬主も馬もファンにもwin-win-winな場所にしたい」というコンセプトを掲げているようです。

筆者も会員であるTCCとはまた違ったアプローチではあるものの競走馬の次のキャリアを作っていくという意味では同じ方向性のものと考えております。

もちろん先駆けが故にこれだけの名馬たちを集められている。
似たようなことを始める牧場が増えていった場合、馬の力だけでは集客できないのでは?
と思うところもあるのですが、これは「百聞は一見にしかず」
近々、自分の目で見にいきたいと思っております。

引退馬支援と特典

会員クラスとして主にLite、Standard、VIPの3種類があり、月会費はそれぞれ2,000円、5,000円、10,000円となっておりました。

会員にはメンバーズカードが発行されて、牧場関係者が運営する会員限定サイトを見ることができるようです。また施設内での見学も可能。
ここまではTCCと大きく変わらないのですが、Standard・VIP会員はYogiboベルサイユリゾートファームに特別価格・無料で宿泊できる(年1回まで)という特典が付与されるようです。

筆者は実家が近いので必須ではないですが、道外の会員にとっては「せっかく馬に会いにいくのだから、泊まって帰りたい」という方も多そうですし、面白い取り組みだと思います。

これらの会員以外にも「ローズキングダムサポーター」など馬の名前がつけられた会員限定サイトにアクセスが可能となる会員制度(月1,000円)があったりと…
会員限定サイトがどんなものなのかは是非見てみたいところです。

色んなやり方があって良い

これまでこういった先進的な取り組みをしている牧場を知らなかったことが恥ずかしいと思うのと共に、自分もそこに入ることでどういったことが行われているのか体感してみたいと考えます。

作る側は当然、試行錯誤の連続だと思うのですが、会員もお金を払うだけではなく、如何に活動へ関与していくことができるか…
TCC会員になった際にも感じた1つの大きな課題だと思っております。

今後も引退馬支援活動についてはもちろんのこと、会員としての体験などについて1人でも多くの方々へ共有していくことができたらと思う次第です。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

自分が大事にするものを皆さんへ共有できればと思っております。共感して頂ける方からサポートをいただけますと大変ありがたいです。