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金魚鉢 ...詩...

金魚鉢に入りたかった
縁が波々の 底は平で
丸いガラス体

こちらからも向こうが見えて
向こうからもこちらが見える

眺めてる?
眺められてる?

どっちがどっち

ひらひらと
自由に舞っていると思っていたけど
窮屈だな こっち側

見上げた空は青い

ひらひらと
金色の鱗粉を振り撒いて
跳びはねる 

水をかいていた尾びれは 
羽ばたく赤い羽だったんだ

作品No.0001

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