【書評】読んだらアウトドアに出掛けたくなる本2冊
こんにちは!暖かくなってきてウズウズしてきている安永翔太です。良い陽気の日中には、気を抜くとこれから行きたい山や川、海の脳内シュミレーションがひとりでに始まり、意識が飛んいることがチラホラ…(内緒ですが…笑)
そんな感じで密かにテンション上がってますので、今日はアウトドアしたくなる本をご紹介したいと思います。
生き物としての力を取り戻す50の自然体験 ―身近な野あそびから森で生きる方法まで (Make: Japan Books)
こちらの本、子どもから大人まで誰でも自然の中で楽しめるアイデアが50個書いてあります。
子どもと楽しめるというと、僕はなんとなく虫取りやブッシュクラフトを想像してしまうのですが、この本はそれだけでない、多様な角度からの楽しみ方が紹介されています。
「感じる」「見つける」「意識を変える」「食べる」「身につける」「作る」のチャプター6に大きく分けられていて、大人でも十分楽しめ、自然を見る目が変わると思います。
例えば、河原で石を積み上げて遊ぶアレ、ありますよね?ロックバランシングというらしいんですが、あの遊び方、知ってはいるけど、わざわざ自分でやろうとは思ってませんでした。ですが、この本を読んだ今、次河原に行ったら是非やってみたい、と思うようになっています(笑)
知らず知らずのうちに出来上がっていた、こうじゃないといけない、という固定観念をほぐされるような視野を広げてくれる内容。
この本の良い所は、誰にでも手の届くところにある自然でできる、そんな近所の自然で楽しめる内容が満載なところだと思います。
しかも、フルカラーでなんか現代的。おススメです。
ナイル川を下ってみないか (mont・bell BOOKS)
アウトドアやカヤックが好きな方はご存じ、日本のリバーカヤックの先駆者、野田知祐さんの日本・世界の川旅のエッセイ集です。
この本は、モンベルクラブの会報『OUTWARD』に20年に渡り連載された野田さんのエッセイを厳選し、再構成したものです。
野田さんの故郷である九州熊本の川で遊んだ子ども時代や、日本中の川を下り世界の川もたくさん下ってきた数十年の体験談とともに、野田さんの川に対しての愛や、若者に対しての優しいメッセージがちりばめられています。
川遊び好きや旅好きは、読んでいて共感できる内容なはず。
僕は野田さんのおかげで、昔の日本の川はこんなに美しく豊かだったのか…と知ったり(今はもう見れないから残念ですが)、日本の川は世界的に見て水温が暖かいという事実(だからこそ、日本の川は川遊びにはもってこいでなのである)を知ったり…。
ちなみに僕は、この本が出た2016年より歳を重ねた今の方が、野田さんの言葉が染みるようになってきてることを感じます。当時は、川遊びのほんの一部しか知らなかったからかもしれません。
例えば、川で遊ぶとき、基本ライフジャケットはマストですが、危険が無いと自身が判断できる範囲では(ここは大事です)、ライフジャケットを一時的に外して川に潜り、魚を追いかけてもいい。
そうすると、水上からは見えなかった世界が広がっていますよね。安全ばかりに気を取られて、楽しみ方の制限をしてしまうのはもったいないかもしれません。
これから子どもと一緒に遊ぶ時は、川での色んな遊び方にチャレンジしてみたいと思っています。
書いてたら、ますます川に行きたくなってきました(笑)。
いかがでしたでしょうか?アウトドアのことも、本から得られることはたくさんありますね。本からも学べるところはたくさん吸収して、楽しいアウトドアライフを送りたいものです。
今週は以上です。では、良い週末を!
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