【2分で読める】川遊びの安全ガイド~海とは違う、川の危険性について~
皆さん、こんにちは!元激流カヤックガイドが、川の楽しさ、安全に楽しむコツを、短文でお届けするシリーズ。
今日のテーマは「海とは違う、川の危険性」についてご説明します。
川と海のリスクの共通点
まずは共通点を考えてみましょう。
川と海は、どちらも水があるフィールドです。水があることによってどちらにも言えるリスクは、
①水中は息ができない
②水中は体温が奪われる
ということですね。最悪の場合、①は窒息死、②は重度の低体温症で死亡に繋がってしまいます。
ここだけを見ると、どちらも気を付けることは大して変わらないんじゃない?と思われる方もいるかもしれませんが、川と海での大きな違い、それはなんでしょうか?
その一番の大きな違いは「川は、常に一定方向に水が流れている」ことから生まれます。
※もちろん海にも、離岸流など川と違う危険がありますが、海は僕の専門ではないので詳しく触れません(ちなみに、僕は宮古島でサーフィンしている時に離岸流に流されかけて怖い思いをしました…(反省))
川のリスクは常に一定方向に水が流れていることで、生み出される
当たり前ですが、水は重力があるので高い所から低い所へ流れます。プールのウォータースライダーもそうです。高所から低所ということは、常に一定方向に流れているということですね。
ですが、ウォータースライダーと違って、川は、山から海に向かい自然の中を流れます。ウォータースライダーのように素直に流れている訳ではなく、川底の地形や岩、そして人工物などの障害物が水の流れを複雑にしています。
水中では、水面から人間が目視してもわからないような複雑な流れになっています。
これが、見落とされがちな川の危険なのです。
まずは、「常に一定方向に水が流れている」ことと、「水の流れを複雑にする障害物」が、海とは違う川の危険を高めている、おもな原因だと考えてください。
今日は以上です。元激流カヤックガイドが、川の楽しさ、安全に楽しむコツを、短文でお届けするシリーズでした。
アウトドア製品開発コラム
ここからは、おまけの新製品開発のコラム。
初回なので、まずは今僕が作ろうとしている製品のイメージ共有から。
まずはこちらをリンクをご覧ください。
こちらはNY在住の信頼するビジネスデザイナーさんから教えて頂いた、カリフォルニアのメーカー「Solid Wood Worx 」です。
簡単に言うと、ここのキットを購入すれば、愛車を簡単にキャンピングカーにできますよ。というような製品です。
特徴は、車種に合わせて木材を工場でカットし、必要な部品を揃えてお客様へ郵送、届いたらお客様に組み立てしてもらう、というベッドキットです。
機能としては、ベッド+引出し+テーブルがメイン機能のようです。
ホームページ見るだけでめっちゃ夢広がりますよね!これを板金で作れたら面白いのではないかとワクワク考えています。
それでは、次回もお楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
(表紙写真:Yuya Nojiri、文中の写真:全て河川財団「No More 水難事故2020」より引用)
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