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X100Vを手放しました

タイトルの通りFujifilmの高級コンデジX100Vを手放しました。
手放した理由は大きく分けて4つです。
①X100Vの買取価格の高騰
②α7Ⅳの使用頻度低下
③そもそも使わない
④カメラ資金のリソース一極化


①X100Vの買取価格の高騰


2022年の3月、X100Vを中古で購入しました。
当時から既に新品の購入は困難になり始めていましたが、マップカメラで美品を16万円で購入できました。楽天ポイント諸々付いて、最終的には15万円で購入出来たのは今となっては良かったです。
あれから約2年ほど経ちますが、半導体不足が回復してからもfujifilm製品は販売が再開されるどころか、受注停止製品が増えていく一方で、X100Vについても入手困難な状況が続きます。
その影響でX100Vの中古相場は高騰。フリマアプリにおいては現在20万~23万円で取引されることとなります。
フリマアプリでの販売手数料を差し引いても、購入当時の価格を取り戻すどころか、むしろ儲けるまでに高騰したX100V。価格の上昇とともにX100Vの売却を考え始めました。
2024年に入ると後継機であるX100Ⅵの噂も回り始め、売却するなら早いうちの方が良いだろうと、本格的に手放すことを視野に入れました。

②α7Ⅳの使用頻度低下


X100Vはあくまでもサブカメラであり、メインカメラはα7Ⅳです。
ところが2023年はα7Ⅳの使用頻度が下がってしまいました。
コンパクトで気軽に持ち運べるX100Vは重くて持ち運びに億劫なα7Ⅳより使用頻度が上がっているわけです。
一方でもっとα7Ⅳを使い込みたい気持ちはあります。フルサイズとAPSCで比較するのもナンセンスですが、やはりα7Ⅳの方が出てくる絵は綺麗ですし、レタッチにもやりがいがあります。X100Vを買ったときは、ラフに撮って出しで写真を楽しみたい、と考えていたのに、結局レタッチすることが多かったので、私はレタッチが好きだったみたいです。

また、α7Ⅳの方がX100Vよりも筐体は高価なため、α7Ⅳを使わないと勿体ない気持ちになることもありました。
それに(画質的な意味で)X100Vの代わりはα7Ⅳで務まりますが、α7Ⅳの代わりをX100Vでは務まりません。
よってX100Vを手放すことで、α7Ⅳをもっと使ってあげようと考えたわけです。

③そもそも使わない


ここまで聞くとX100Vをさぞかし使い込んでいるだろうと思いますよね。
それは嘘です。

確かにα7IVより使用頻度は高めでしたが、そもそもX100Vを思ったより使っていないのです。
X100Vの想定する使用シーンは撮影以外での外出時でした。

例えば飲みに出かける際や映画館に行く時など、日常使用での携行です。
α7IVは重くて大きいので、撮影のモチベが高くないと、どうしても留守番が増えてしまいます。
そこでX100Vを導入することで、少しでもカメラの使用頻度を上げたかったのです。
狙い通りX100Vを導入することで、カメラの持ち運びは確かに増えました。
しかし想像よりも実際に使うことは少なかったです。

よく考えて欲しいのですが、よほど写真好きな人でなければ日常的にカメラを使うことはありません。あっても、記念写真をiPhoneでササッと撮るくらいです。
一方、私はカバンからX100Vを取り出して、起動し、ピントと露出を合わせてからシャッターを切るわけです。
友人や妻がものの数秒で撮影を終える中、悠長にシャッターを切っていられません。
誰にも邪魔されない1人の時にゆっくり使えばいいのでは?と思いますが、時間を十分取れるなら最初からα7IVを使います。

結局、X100Vを最もよく使うシーンは自宅での日常使いでした。
ですが、家で使うだけなら携行性は必要なく、多少重くてもα7IVで良いかなと思うのでした。

④カメラ資金リソース一極化


購入当時は「レンズ+筐体で16万は安い!」と思っていました。固定式レンズということもあり、Xマウントレンズの誘惑もありません。しかし、価格が高騰した今、レンズ+筐体で20万は安いと感じなくなり、むしろ贅沢だと思うようになりました。
20万は中古ならGMレンズが買える金額ですし、最新のiPhoneだって買えちゃいます。
そもそもサブカメラってどうなの?って気がしてきて、メインカメラ1台で済ませるのが金銭的に合理的だよなって思うようになってきました。

まとめ


以上4点が手放した理由となります。

何だかんだ理由を述べてきましたが、1番大きい理由はX100Vの高騰がデカいです。
またX100Vを使いたくなっても、X100Ⅵ発売後であれば買戻しやすい価格に落ち着いているでしょうから、高く売れるうちに売ってしまえ、と思ったわけです。

とは言え、X100Vは素晴らしいカメラなのは間違いありません。
次回はX100Vの良かったところを中心にレビューする予定です。

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