人生に迷っていた大学4年の時に『嫌われる勇気』を読んで人生が変わった話 第0話
始めに言っておきますが、単純にこの本の要点を知りたいだけなら、YouTubeで要約や解説をしている人がいるので、そちらを観ることをオススメします(笑)。
イケハヤ大学さん、サラタメさんなど、非常に分かりやすく動画にしてくださっています。彼らの動画は大好きで、僕はよく観ています。
ではなぜ敢えて記事を書くのか。
僕が思うにですよ。
彼らは『嫌われる勇気』を読んだ時点で、すでに「嫌われる勇気」を持っていた、と思うんです。
もちろん新しい気づきや学びもあったとは思いますが、元々持っていた考え方に自信を持てた、というところが大きいのではないでしょうか。
では僕はどうだったか。
「嫌われる勇気」を持っていないどころではない。
何も持ってなかった(笑)。
そんな僕がこの本で受けた衝撃と、そこからの自分の変化の大きさは、イケハヤさんやサラタメさんよりかなり大きく、そんな経験に勇気を貰える人や、この本を読もうと思ってくれる人もいるのではないかと考えたからです。
だから僕はこの記事を書いています。
何も持ってなかったと言いましたが、もう少し詳しく、当時僕がどんな学生だったのかお話しします。
大学生の頃の僕は、硬式テニス部に所属していました。
部ですよ。サークルではないです。
つまり、ガチなやつです。
まあ下手くそではあったんですけど、スタンスだけはガチでした。テニスは大好きでした。
4年生の秋までやりました。
すごいですよね。学業が本業のはずなのに。両立出来ていたんでしょうか。
もちろん、出来ていませんでした。
留年スレスレでした(なんとか現役で卒業できて本当によかった)。
テニスのことと部活仲間と遊ぶこと以外はほぼ無気力でした。学業もそうですし、将来自分が働いて食っていくという現実から、ひたすらに逃げていました。
こんなヤツが教育大学の学生ですよ。世も末ですね。
教育実習ですか?行きましたよ。2回。うちの大学ではほとんどの人が2回行くんです。
どうだったか?しんどかったですよ。なにせあらゆる現実から逃げたいマンでしたから。テニス出来なくなるのキツい。部活行きたい。遊びたい。これでしたね。
自分の学校に来た実習生が僕みたいなヤツだったらと思うと、いやー。ゾッとしますね。
ごめんね。実習校の生徒たち。本当にすまん。顔も名前も全然覚えてない。本当にごめんなさい。
そんな僕が部活を引退する日が来るわけです。これが何を意味するか分かりますか?これはつまり…
現実逃避するための最も重要なツールを失う
ということです。
部活のことしか考えず生きてきたわけですから。何かしていないと現実が見えてきてしまうわけですよ。
そのため僕が選んだ方法。
読書
です。
僕はよく人に読書始めたきっかけを話すとき、「部活引退して暇だから読書始めた」って言ってるので、聞こえはいいですよね。なんだか意識高そう。でも実際は現実を見ないように本を読んだんですね。意識低すぎひくすぎくん。
ただ、ここでしょうもないことを現実逃避ツールに選ばず、本を選んだのが救いでした。いやー。救いでした(笑)。
最初に読んだのはミステリ小説でしたが、それが面白かったので本に対する抵抗はなくなり、数冊目で辿り着いたのが、
『嫌われる勇気』
です。
衝撃の出会いでした。
つづく。
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