ショートストーリー《もしたむっ!》Osamu.19:ぢょさむとどすこい
「ただいまー」
ひさびさに会社に出勤し、夜8時、修は帰宅した。玄関を開けたその瞬間。
「どすこーい!」
「ぐわっ!?」
帰宅したばかりの修につっぱりをして突進してきたのは「ぢょさむ」。突然のことに、修は玄関のドアにゴツンと頭をぶつけた。
「いででで……お前何してくれてんだ!」
頭を押さえながら、修はぢょさむを怒鳴りつける。
「へへへ、今日テレビで相撲見てたら燃えてきてよぉ。相手してくれよ、おさむ」
「はぁ!? 帰ってきたばっかなのに勘弁してくれよ!」
ぢょさむの勢いに