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ハロウィンイベントに参加しきれなかった不甲斐なさ

●前置き
 約1年前まで、94kgあった。ピークでは99kgを記録していたし、気付かぬうちに100kgを超えていた時もあったはず。現在はなんとか45kg減量し、ひとまず緩めのダイエットに切り替えることに。せっかくだから、メモ代わりにnoteにダイエットにまつわる記録を残しておこうと思う。

 今年はコロナ渦の影響もあり、ハロウィンは全国的に控えめだったらしい。ハロウィンは嫌いじゃないから少し寂しいような気もする。

 元来、クリスマスもお正月も大好きなのでとにかくイベントごとにはうきうきと乗っかるタイプだ。

 とはいえ、長らくかなりの肥満体だったので、仮装などとは無縁だった。

 いや太ってようがコスプレや仮装をしちゃだめ、というわけじゃない。そんなことおかまいなしに全力でカワイイ系のコスチュームをまとってもいいし、自虐に振り切って体型を活かしたコスチュームだってしていい。

 ようは肥満体である自分が抱いているネガティブさ、というか自分の中に眠る世間、あんな太ってるやつが何を調子に乗って仮装なんてしてるんだ、などと世間から見られたらどうしよう、という思いから仮装はできなかった。

 しかし、数年前のこと、好きなバンドがとあるハロウィンフェスに出ることになった。

 そのフェスは、とある大物アーティストが主催しており、まず出演バンドやアーティストは仮装したままライブを行う。そして観客も仮装で参加、というコンセプトのフェスだった。

 観客は「仮装必須」ではなく「できればしてきてね★」程度だったけれど、調べる限り観客のほとんどは仮装をしているようで、むしろ普通のバンTなどで参加すると浮くくらいのレベルだった。

 悩んだ。

 肥満真っ盛りの身で、仮装なんてしていきたくない。しかし、仮装をせずに行くのもそのフェスのコンセプトを重んじていないようで嫌だ。

 アーティスト主催のフェスやイベントは、それぞれの理念や想いが込められている。自分が好きなバンドもイベントを主催しているから分かるのだ。

 そして、そもそも参加しないという選択肢はもっとない。だって好きなバンドの仮装は見たいから……。

 苦渋の決断の末、結局黒いパーカーと黒いボトムス、全身黒い服で参加することにした。いやなんの仮装?闇……とか……?

 なぜそんな恰好で参加することにしたのか、理由はあんまり覚えていないけれど、やたらとコソコソとしていたのを覚えている。会場にはフルテンションで仮装をしている方々ばかりで「仮装じゃないですよ、普段着がやたら黒いだけですよ」という予防線を張りながら参加している自分が恥ずかしかったのだと思う。

 今ならおそらく、それなりに気合を入れて仮装に興じると思う。そもそもここ数年、好きなバンドがそういうイベントには出てないからそんな機会もないけど。それに加えて、こんなご時世だけど。

 もし次、ハロウィンイベントがあれば今度こそは。
 

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