![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/48780352/rectangle_large_type_2_2615e8d719a28c7066daabd708e1e608.jpeg?width=800)
短歌日記 2021/03/26〜28
やっぱり旅はよい。
ビル風が今日も桜をひき逃げて
吹き溜まりには死体累々
3号館と2講の間に桜が溜まっているのを見て
成長の方向性が違うから
遠くに見えるあの子はあの子
成長はベクトルなんだと気づいたから
宇宙抜け知らないとこまで突っ走れ
感情は波、思考はベクトル
ベクトル繋がりでもう1首。谷川俊太郎さんだったかな、こういう詩を書いてた気がする。
海にいる。そういうことにしておいて。
急に返信できなくなったら。
私のリアルでは「山」なんだけど、海にいた方が海に沈んでるような気がする。アン・ルイスの「KATANA」をイメージしてる。
海にいる。そういうことにしておいて。急に変身できなくなったら。
返信ではなく変身でもかわいいんじゃないかと。
貸切の露天風呂に沈んでる鱗を摘めば小雨が止んだ
桜が鱗みたいだった、という風景から、もしこれが鱗で、龍神だったら雨も止むかなって妄想
封筒を透かして見ては破ってく
タンス預金とか…あ、500円だ!
実体験
春が来て庭の梅にはウグイスが遺品に残るは生の匂い
知らない人の知らない家族写真や日記を片付けてきた。遺品に残るのは、死よりも強い生の匂いだった。
鏡には見たい私が映ってて窓にはほんとの私が浮かぶ
電車に乗ると不機嫌そうな女が窓に映ってしまう。
お役所で「職業欄にご記入を」
痴女・美女・鬼女・びしょびしょ美少女
短歌会のお題「韻を踏む」でこんなのどうかなぁって試作してみた。韻を踏むのに集中しすぎてる感じがする。難しい。
番外編 短歌会「No句読点Noスペース」
握るのも握らないのも自由だとハルキストのような吊革
コロナ禍だからこその歌を詠みたくて。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?