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深田萌絵さんが、中国半導体関連企業と共同原告で「中国の発展を妨害した」と日本国を訴えたお話

お久しぶりです八洲子です☆

皆様は、深田萌絵さんが中国の半導体関連企業と共同原告となり、「中国の発展を妨害した」と言う理由で日本国を訴えた裁判をご存じでしょうか・・・?

深田萌絵さんの動画をいつも見ているという人でも、知らない人が大半でしょう。
深田萌絵さんはこの裁判について一度も自ら発信したことがありませんから。
深田萌絵さんは一見中国と闘っているように見えているので、この内容に混乱する人もいるかもしれませんが、これはまぎれもない事実です。


平成30年行ウ557  仮差押無効請求事件

平成30年12月13日提訴
平成30年12月21日判決
平成30年行ウ557  仮差押無効請求事件
 原告 浅田麻衣子 (筆者注:深田萌絵さんのこと)
 原告 ケントンIОT社 法定代表 董雄 
 原告 有限会社有魂 代表取締役石井達
 原告 T子
 被告 国
 被告 呉思国
 被告 藤井一良
 被告 田中靖士

訴状 平成30年12月13日
訴訟物の価格 15万6927円

http://blog.livedoor.jp/advantagehigai/archives/66166347.html

この行政訴訟の内容

この訴訟の背景には、平成25年ヨ3466号という仮差押えを決定した事件がある。
深田萌絵さんの会社に未払いの債務がある
として、債権者が動き深田萌絵さんの会社の口座を仮差押え請求をしたものです。

そして、この行政裁判は「仮差押え事件は無効だ!」として、深田萌絵さんらが、何故か日本国を訴えたという事です。


深田萌絵さんらの主張で一番興味深いのが、

この訴訟での深田萌絵さんらの立ち位置は中国側

であるということです。
深田萌絵さんが日頃SNSやYouTube、書籍などで「背乗り中国人スパイ」として、つまり中国スパイとしている藤井一良氏を、この訴訟では何故か「日本政府が雇ったスパイ」であるとして登場させています。

その日本のスパイである彼が、深田萌絵さんの会社とパートナーシップ協定の契約をしている中国企業との中国での5G発展の事業を妨害した事、その事によって「中国の発展を妨害した!」と主張し日本国を訴えています。

日本のスパイが我々中国の発展を妨害した!と日本を訴えているんです。
中国側に立ち、日本国を訴えている事は明らかですね。

11 被告藤井一良は、日本政府が雇用したスパイである。被告藤井一良に被告呉思国と共謀させ、被告藤井一良は中国の発展を妨害するために、南昌智科技軟件有限公司の代表呉思国として中国国内で活動しチャイナモバイルやテンセントが5G通信技術を用いたソリューションを展開することを妨害し、原告団に甚大な損害を与えた。

深田萌絵さんが中国企業と共に日本国を訴えた訴状から引用
http://blog.livedoor.jp/advantagehigai/archives/66166347.html

中国側に立ち日本国を訴えた裁判を表で語らない深田萌絵さん


普段の深田萌絵さんの活動とは真逆の行動に、頭が混乱してしまう方もいるかもしれませんね。
でも、これは本当に深田萌絵さんが起こした裁判です。

しかし、この裁判について深田萌絵さんがご自身の支持者に話しているところを見たことがありません。
Youtube動画でも一度も語られていないのではないでしょうか。
普段、日本の発展の為に活動している!日本を護る為に活動している!と熱心に発信をしているように見える人が、裏側でどういった行動をしているのかを考える必要がありますね。

その他にもこの訴訟では、日本の三権分立すら無視された途方もなく意味不明な主張を展開しています。
まるで法律よりも上に中国共産党がいると言われている中華人民共和国を彷彿させる内容です。

代理人(弁護士)の名前は無いので、おそらく深田萌絵さん自らが主張内容を書いたと思われます。
詳細は、さんそんさんのブログ動画をご確認ください。

そして、私視点でのこの裁判のおかしなポイントを解説する動画もありますので、ご興味ある方はぜひ☆



さて、ここからは、この訴訟で深田萌絵さんと共同原告として登場した中国企業に注目していきます。

深田萌絵さんと共同で原告になった中国企業

深田萌絵さんと一緒に日本国を訴えた、共同原告に中国企業の名前があります。
ケントンIoT 法定代表 董雄

この「ケントンIoT」は、
深田萌絵さんの会社Revatron2018年12月テンセントと戦略的パートナーシップを締結したとプレスリリースを出したときに、一緒に戦略的パートナーシップを結んだとされている会社です。

Revatron株式会社(レバトロン 本社:東京都中央区 代表取締役:浅田麻衣子)は、2018年12月6日(木)、中国深セン市に本拠地を置く中国SNS大手Tencent社(以下、テンセント)と中国半導体企業Kentton IoT Technology社(以下、ケントンIoT)とBoT(Blockchain of Things)技術開発及びプラットフォーム開発に関する戦略的パートナーシップ契約の締結を発表いたしました。

RevatronはケントンIoTと共同で米FPGA大手Xilinx社のFPGAをベースにデプスカメラ・ソリューションをテンセントに提供します。テンセントは人工知能開発において先駆けた技術を持ち、3次元映像をベースとしたマシンラーニングにも意欲的に取り組む意向です。通常、2D画像で行われるマシンラーニングを3D映像で行うことにより、精度や認識率が向上するため、無人店舗等での顔認識時の誤認率を引き下げることが目的です。

https://www.dreamnews.jp/press/0000186124/

このケントンIoTという会社の中国での企業情報が見つかりました。

ケントンIoTとは・・・

西咸新区坤同物联科技有限公司
法定代表人:董雄
统一社会信用代码:91611104MA6TK8LU4D
工商注册号:611104100027015
进出口企业代码:6101MA6TK8LU4
英文名:Xixian New Area Kentton Iot Technology Co., Ltd
注册地址:陕西省西咸新区沣西新城西部云谷C3楼4层2号
成立日期:2018-08-13

アーカイブ(https://archive.md/2022.02.21-092735/https://m.qixin.com/company/f78f558b-3dd3-4ca5-adbe-7406a4432e2d

ちなみに、深田萌絵さんは自社のプレスリリースでケントンIoTを中国半導体企業と記載していますが、
正確にはケントンIoTは半導体企業ではありません。

坤同科技(北京)有限公司という同じ親会社を持つ会社陕西坤同半导体科技有限公司が半導体企業なんです。
ケントンIoT自体はIoT会社です。
兄弟企業が半導体企業という事ですね。

【親会社】坤同科技(北京)有限公司

【子会社】西咸新区坤同物联科技有限公司(ケントンIOT)
     陕西坤同半导体科技有限公司(半導体企業)

プレスリリースにまで嘘をつくとはびっくりですね(笑)

さらにちなみに・・・
半導体企業の陝西坤同半導体科学技術有限公司習近平肝いりの半導体プロジェクトで400億元もの投資を受けましたが、失敗したようです。

陝西坤同半導体科学技術有限公司のプロジェクト失敗

陝西省の敷地面積約2000ムーの陝西坤同半導体科学技術有限公司が2018年に設立され、もともとは400億元近く投資して、第6世代のフレキシブルスクリーンの生産ラインを構築することを計画していたが、苦境に陥って、中核となる幹部は全員退職した。

https://www.visiontimesjp.com/?p=9582

このあたりは、私がまとめたTogetter記事で八度妖さんと打油(だゆ)さんがやりとりしている部分をご確認ください。


さて、深田萌絵さんは5月17日にこんな動画をUPしています。

習近平は売国奴!?解放軍ワクチン利権の裏に日本のあの男の姿!? (2022.5.17)

その内容の書き起こしをされているのが、こちらの記事↓

この中で、深田萌絵さんはこんなことを話しています。

私は仕事の関係上、中国の大手企業さんとお話をさせていただく機会が多かった。今はジェイソンが時々中国の大企業の方と電話でお話をしているのですけれども、そういった仕事上の付き合いで入ってくる情報を皆さんと共有させて頂いている。
うちが出入りしていたような中国の企業は、習近平派のど真ん中からは袖にされていて、俺たちには仕事が回ってこない。一体どうするのだという派閥のかわいそうな人たちなので、あまり今のところはお金持ちでもないし、優遇されてもいない負け組中国人なのだ。
負け組と付き合って、それで私たちはどうしたらいいのだという感じなのだけども、習近平派は基本的に浙江財閥、台湾の半導体大手企業などとの付き合いがかなり深くて、うちのCTOのジェイソンはそこともう20年以上前から全面戦争状態にあるので、習近平派とはお付き合いができないという状態に追い詰められている。

(中略)

アメリカの政治家のバイデンはどうなのだと言ったら、バイデンも結構中国に飼われているような雰囲気がある。中国は自立しているのかということだが、中国は中国で、国家主席である習近平が自分の国の半導体を強化しようと言って、自国の半導体企業の助成金を全部打ち切って、全部その半導体利権をTSMCとかファーウェイとかの石膏財閥系の企業に上げてしまった。そうすると中国人は俺たちの半導体利権を何で台湾にやったのだみたいになっている。
ということは、日本は右も左も、日本はいつまで対米従属やっているのかの、そのアメリカの中の一部中国利権に寄っている方で、握っている先の習近平は台湾とかに売国しているというこの状態がぐるぐるぐるぐる回っていて、みんな困っているという話である。

深田萌絵さんは「習近平派のど真ん中からは袖にされていて、俺たちには仕事が回ってこない。」なんてことを言っていますが、

先に紹介した記事にある通り、
中国では、中国共産党トップの主導で、中国全土でチップ産業への大規模な投資が中国全土で行われていました。
そして、その1つが深田萌絵さんの会社が戦略的パートナーシップ契約を締結した企業の兄弟企業だったんです。
どう見ても袖にされているんじゃなくて、失敗しただけです。

ほぼ全ての半導体プロジェクトは失敗に終わり、SMICはあるけどTSMCには及ばず。
中国の半導体は今もなお台湾TSMCなどの外国企業に製造を頼る状態です。
ただ、米国との関係でTSMCは最先端の半導体を中国企業に提供していません。

習近平は自国で半導体チップ生産ができるように大規模な投資をしたが、失敗してしまったから今もTSMCなどに頼っている状態です。
それが深田萌絵さんにかかると、

自国の半導体企業の助成金を全部打ち切って、全部その半導体利権をTSMCとかファーウェイとかの浙江財閥の企業にあげてしまった。

https://nihonwomamoruhito.blog.fc2.com/blog-entry-298.html
※誤字訂正済み

になっちゃうんですね(笑)

2018年に深田萌絵さんの会社が戦略的パートナーシップを締結したケントンIoTの兄弟会社の半導体企業が、習近平肝いりの国策半導体プロジェクトで400億元もの資本を投入されたけど失敗に終わっちゃって、
うちは失敗したのに、TSMCは中国でも活躍しやがって・・・ぐぬぬぬぬ~~~~!

なーんて感情でもお持ちなんでしょうか・・・?

中国が半導体製造で自立してしまうと、米国や日本にとっては脅威なんですけどね。
自分のところの周辺(陝西坤同半導体科学技術有限公司)が失敗したとしても、
日本人としては、あーよかったと喜ぶところじゃないんですかねぇ?

深田萌絵さんにとっては、どうもそうではないようですねぇ・・・

まあ、自社のプレスリリースに
「中国半導体企業と戦略的パートナーシップ契約の締結を発表いたしました。」と出す程の仲ですしね・・・

ちなみにこの行政訴訟は、深田萌絵さんの会社Revatornが、テンセントやケントンIoT、中国5Gメンバーと戦略的パートナーシップ契約を締結したというプレスリリースを出したすぐ後に起こされています。

400億元についての推察

中国での半導体プロジェクトでの投資額と、
深田萌絵さんがケントンIoTと共同原告となり日本国を訴えた行政訴訟に出てくる投資額は、同じ400億元です。

陝西省の敷地面積約2000ムーの陝西坤同半導体科学技術有限公司が2018年に設立され、もともとは400億元近く投資して、第6世代のフレキシブルスクリーンの生産ラインを構築することを計画していたが、苦境に陥って、中核となる幹部は全員退職した。

https://www.visiontimesjp.com/?p=9582

3 ケントンIОTの親会社は陝西坤同柔性半導体科技であり、本プロジェクトに総額400億元を投資しているため、被告らが共謀して計った妨害工作の被害は甚大である。

http://blog.livedoor.jp/advantagehigai/archives/66166347.html

ここからは私の推測でしかありませんが、
陝西坤同柔性半導体科技が、中国の国家プロジェクトで400億元もの投資をされた上で失敗してしまった事実を、日本のスパイの妨害のせいで失敗してしまったことにして日本国を訴える事で、中国での体裁を保とうとしたのではないでしょうか…

つまり、戦略的パートナーシップ契約をしたレバトロンとケントンIoTは、この行政訴訟を起こす事に共にメリットがあった。

・ケントンIoT
国家プロジェクトでの失敗を、日本のスパイのせいにして中国での体裁を保つ、言い訳作り。

・レバトロン
1000万円の債権者である藤井さん(の会社)への嫌がらせができる。

だから、こんな支離滅裂な三権分立すら無視した行政訴訟を起こすことに意義があったのかもしれません。

となると、深田萌絵さんは、
日本の妨害工作のせいで中国の半導体プロジェクトは失敗したのだという、メチャクチャないいがかりを捏造する為に、中国企業と戦略的に動いた可能性がある…ということですね。
これはあくまで私の推察です。

さて、中国の為に動いているのはいったい誰なんでしょうね…?

オマケ

2018年10月20日(土)に中国南昌市で開催された世界VR展において開かれた『5G+VRフォーラム』にRevatronがスピーカーとして登壇した時の資料(PDF)をおいておきますねー

https://t.co/Yw8AQnIkFk


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