ビジネスマナー講師としての気づきと目標
【ビジネスマナー講師の私が、なぜ専門分野外の起業なのか…】
これまで、高齢者施設や医療機関での「接遇研修」を担当してきた
私にとって、研修内容で必ず触れないといけないキーワードが
「高齢者との接し方」である。
「親しみやすと馴れ馴れしさの違い」と言う切り口で
「世代間ギャップを円滑にする会話力」について指導している。
世代間ギャップを円滑にする会話力研修では、敬語を含む丁寧な表現と
「褒める時には、タイミングと褒める内容が重要」という点も、指導する。
事例の一つとして……
高齢男性が食事をしている時に、若手の介護職員が
「○○さんお箸も上手に使えるようになって、
今日はこぼさず綺麗に食べれましたね。」と伝えたことで、
高齢男性を激怒させたというシチュエーション。
では、どのような声のかけ方が適切であったのか?
ポイントは2つ。
高齢男性にとって、お箸を使って食べることは、当たり前のこと。
これまでこぼしていたのは、脳梗塞の後遺症で手の動きが悪かったためだ。
豆を箸でつかむなどのリハビリをして、お箸を使えるようになったのだ。
このシチュエーションでは「ここまで、リハビリをよく頑張りましたね」
という声かけが、正しい。
伝えるタイミングと褒める内容がいかに重要か、実例から学ぶ研修である。
介護士の一日の仕事量は多く、タスクも多ければスケジュールもタイト。
そのうえ重労働という職場環境で、会話と話の内容までよく考え意識して
伝えなければならないという、負担を増やし不安にさせるような指導。
指導する立場でありながら、心苦しいのが本音である。
どのようにお声掛けしようか…と、一言ひとこと悩むような高齢者との
コミュニケーションではなく、ストレートに笑顔で話せるシチュエーションが施設内にあれば良いのに…というのも、ファッションレンタルサービスを高齢者施設で展開したい一つの理由でもある。
「よく似合いますね。」「この服、私も着れそう!」と、
もっと気軽に笑顔で言葉を交わせる空間や時間を作れないか…と、
想いを巡らせている。
これから新年度に向けて「新入社員研修」を担当します。
若いフレッシュなエネルギーに触れるこの時期の研修を
担当させていただく責任とともに、毎年楽しみにしています!
私自身、仕事をはじめた頃に気持ちを戻してくれる…
改めて、背筋が伸びる気持ち。
これから新しいステージに挑む
若い方々の気持ちの支えとなるような
「社会人基礎教養」の指導に、努めたいと思っています。
ここまで興味を持って読んでいただき、ありがとうございます!
是非、今後の記事にも関心を持って本ビジネスプランを
温かく見守って頂けましたら、幸いです。
引き続き、よろしくお願い申し上げます!
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