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Carnaby Street Pop Orchestra - A Taste Of Excitement

1969年作、Keith Mansfiledによる変名ユニット。KPMのライブラリ音源を寄せ集めたアルバムだがどれも素晴らしいアレンジに惹き込まれる。KPMのライブラリミュージックは元々がBGM使用等を目的として作られているので概ね曲名から雰囲気が推察出来る合理性とそれに適った音楽のクオリティの組み合わせが面白い。

Drum Diddleyは、まさにボディドリー的ジャングルビートを活かしたニュー・オリンズR&Bフィーリングが素晴らしい。ベースラインやオーケストラアレンジは非常に巧みでソフトサイケ的なイメージも盛り込まれている。

Teenage Carnivalは、美しい旋律と性急なエイトビートの組み合わせや重奏的なアレンジのミクスチュアが心地よい。ガレージ的なドラムやファンキーなオルガンと安定感あるオーケストラアレンジの組み合わせはライブラリミュージックの魅力だと思う。

Puppet On a Stringは、ノベルティ的な雰囲気をリズムに滲ませつつ、軽快な旋律と上品なコーラスの流麗なアレンジとの組み合わせがとても面白い。ユーモアあるブレイクなど、部分的に切り取ったジングル使いを想定しているのかもしれないがとても心地よい。

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