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Jonathan Richman & The Modern Lovers - Back In Your Life

ジョナサンリッチマン、1979年作。ヴェルヴェットアンダーグラウンドの大ファンだったというジョナサンがその飾らない歌い方とメロディーセンスを詰め込んだアルバム。全編通してサーフやローファイな雰囲気にどこかロカビリー、オルタナカントリー的な流れが入り混じる作品だ。

Lover Pleaseは、サーフインストでシンプルなテーマをギターが奏でる。ヴェルヴェットを通過したサーフという異形感は短く繰り返される飄々としたテーマの中ではあまり感じさせないが、こうした楽曲が違和感なくアルバムに放り込まれていること自体がとても面白い。

アルバムタイトル曲Back In Your Lifeは、ストロークを活かした3コードによるシンプルな弾き語りの中でジョナサン自身の独白のような歌詞がとても面白い。冒頭から”Jonathan ain't quite so bad”(ジョナサンは悪くない)とつぶやくように歌われるシーンがとても印象的だ。

Lydiaは、コーラスを従えた軽快なオルタナカントリー感ある軽快さが素晴らしい。コーラスもジョナサンの歌も歌い上げるというよりはホームレコーディングのようなリラックス感がそのまま持ち込まれた雰囲気がとても心地よい。

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