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ASARI NOTE

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ASARIによるライナーノーツのような音楽紹介です。
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2023年10月の記事一覧

Everything But The Girl - Eden

本作は1984年に発表されたエブリシングバットザガールのファーストアルバムだ。マリンガールズ…

ASARI
7か月前
13

Alan Palomo - World of Hassle

チルウェイブアプローチのNeon Indian とは名義を変えてソロ名義で2023年に発表された本作は、…

ASARI
8か月前
6

Pedro Fonte - Luz Na Madrugada / Late Night Light

本作は2021年1月から1年かけて作られたアルバムだという。前作のリリースが2020年なので前作直…

ASARI
8か月前
4

The Kimba Unit - Colors

Sun RaとイタリアのSonor、スピリチュアルジャズとライブラリーミュージック。絶妙な組み合わ…

ASARI
8か月前
6

Daniel Caesar - Never Enough

ゴスペルの流れを汲んだ歌が素晴らしいダニエルシーザーの2023年作。Covid-19の影響もあり制作…

ASARI
8か月前
6

Maisha - Welcome To A New Welcome

ドラマーのジェイクロング率いるマイシャはその名前からもスピリチュアル要素を感じるが実際に…

ASARI
8か月前
6

Sounds of Liberation - Unreleased

以前紹介したSounds of Liberationだが、1973年にコロンビア大学で録音された音源が未発表曲集として、2018年にリリースされているのを最近知ったのでさっそく聞いてみた。オリジナルアルバムと比較するとこの録音はフリージャズ、スピリチュアル色が薄く、どちらかというとジャズファンクアプローチになっている。このリリースに合わせてバンドは再始動、Sun Ra Arkestraのサポートアクトをこなしたという紹介もあった。 冒頭のThoughtsは非常に思慮深いビブ

Will Van Horn - San Luis Pass

2023年リリース、ヒューストンを拠点に活動するウィルによるペダルスティールギターを多用した…

ASARI
8か月前
7

Snatam Kaur - Feeling Good Today!

SSW的なサウンド志向だが、米国西海岸で幼少期を過ごしサンスクリット語のマントラを詠唱する…

ASARI
8か月前
6

Tex Crick - Sweet Dreamin'

2023年作。タイトルもカバーアートも取り立てて奇を衒わない。以前に紹介したフリーフォーク的…

ASARI
8か月前
5

Sampha - Lahai

2023年に発表されたサンファの久しぶりのアルバムのテーマは、超越性(beyond-ness)だという…

ASARI
8か月前
9

The Carla Bley Band - Musique Mecanique

ジャズオーケストラのフォーミュラとポップスの枠組みを自在に行き来するアレンジャーとしての…

ASARI
8か月前
7

Hardkandy - Second To None

クールなファルセットがカーティスメイフィールドを連想する一方でサウンドはフォーキー、本作…

ASARI
8か月前
3

Hector Morlet - The Variety Show

ケビンパーカーと比較されることが多いようだ。2023年の本作はヘクターモレットの最初のアルバムになる。ラウンジジャズ、ポップス、チルウェイブといった言葉が思い浮かぶ。ヘクターモレットは2022年の夏に本作のアルバムタイトルと同じ名前のイベントをオーストラリアのパースで毎週開催していた。マジシャンや詩の朗読やサウンドアート、モジュラーシンセサイザー、腹話術、あらゆるショーが行われていたようだ。本作はそのイベントの流れを受けていると本人は語るがあらためてイベントとのつながりを思う