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京都の11月といえば... 2021年秋にSNS担当が訪れた京都の紅葉の名所 まとめ【その3 二尊院/祇王寺/永観堂と北野天満宮のライトアップ】

みなさん、こんにちは。
彌榮自動車 公式note編集部でございます。
この時期恒例の「SNS(Facebook&Instagram担当)がお勧する京都の秋」、今回は第3回、あっという間に最終回です。

今回は京都の西、いわゆる「奥嵯峨野」と言われるところから二尊院、祇王寺、そして京都の秋といえば「ライトアップ」です。今回そこから北野天満宮と永観堂をご紹介します。

ちなみに第1回「龍安寺/等持院/相国寺」と、第2回「南禅寺 天授庵/清水寺/西本願寺」はこちらからご覧ください。

さて、だいぶ朝晩の寒暖の差が激しくなってきました。
これは今月(11月)8日に訪れた嵐山、渡月橋の様子です。

嵐山といえばの渡月橋(11月8日 早朝 撮影)

なぜこの時期に嵐山へかというと、初コラボ企画ということでJR西日本さんと宝厳院さんとの「(貸切)早朝拝観企画」が行われるため、担当者にもお声をかけていただき、伺ったのでした。前回に引き続きその様子をすこーしだけ。

拝観入口はもうそろそろ盛りといったとこでしょうか(11月8日 撮影)
獅子吼の庭 「苦海」のコントラストはこれからかなと(11月8日 撮影)
茶席(茶席での抹茶は別料金)の紅葉はまだ青紅葉、それでも雰囲気十分です(11月8日 撮影)。
(通常非公開の)書院西側から見る「獅子吼の庭」、建築は大正時代だそう(11月8日撮影)。
当時貴重だった「(波)ガラス」。京都市内でも少なくなりました(11月8日撮影)。

ということで、冒頭からコラボ企画のご紹介になって恐縮です。
とはいえ、ここでプラン詳細を説明するのもと思いますので、ここから先は企画詳細のページにお願いすることにします。

では本題に入りましょう。
まず紹介するのは二尊院です。

1.二尊院

二尊院はいわゆる「嵯峨野」の奥、奥嵯峨野にある天台宗の寺院です。
嵐山中心部の渡月橋から歩いて20分ほどはかかる場所なのですが…訪れた当日(11月下旬)は開門前から多くの人が。

11月下旬の平日ですが、既にこれだけの人が並んでいました。

そして開門。
みなさん一目散に「ベストポジション」へ向かって動き出します。

日の当たり具合で影がありますが、きれいな青空でした。

多くの人が立ち止まった参道入口。
よくみなさまも目にされる光景ではないでしょうか。そして参道へ向かう道すがらの紅葉もなかなかなのです。

参道沿いの紅葉。発色がとても綺麗。
本堂入り口前の紅葉

そして本堂までやってきました。
本堂にかかる五色幕と紅や黄色に染まる紅葉や楓のバランスが最高なのです。

そして本堂に向かっての紅葉や楓のみならず、本堂を背にした時に紅葉や楓も「これぞ」という染まり具合。

第1回でお届けした相国寺法堂前の染まり具合も圧巻でしたが、二尊院の染まり具合もまさに「錦秋」という言葉が似合う染まり具合でした。

そして瓦と紅葉、そして盛りを過ぎ散りゆく紅葉との組み合わせもなかなか。

2枚目の写真は散りゆく紅葉、そして瓦の間に積み重なった散り落ちた紅葉、これら一つ一つが絵になるような素晴らしさ。そこに「二尊院」の刻印がアクセントになっています。

春の桜と同じく散りゆく華やかさも兼ね備える秋の紅葉。
最後に二尊院といえば、花手水も素敵。そこでこの時の手水鉢の様子をお届けします。

秋らしさが満点の手水鉢でした

これぞ錦秋って感じさせてくれる二尊院の紅葉。
渡月橋からは約20分ほどとはいえ、天龍寺や竹林の小径からは10分ほど。
足を延ばされてはいかがでしょうか。

【二尊院へのアクセス】
・渡月橋から徒歩20分程度
・嵐電「嵐山」から徒歩15分程度

2.祇王寺

二尊院から移動することしばし、奥嵯峨野へ繋がる路の途中に見えてくるのが祇王寺です。現在の本堂は1895年(明治28年)に再建されたものだそう。

拝観入口から既にわくわくさせてくれます。
拝観入口の屋根も雰囲気満点です。

そして祇王寺といえば、本堂を取り囲むようにそびえる紅葉や楓の木々です。

一面の「紅」も素敵ですが、木々の間の色合いも「やっぱり秋」です。

そして木々に付く葉も綺麗なのですが…
祇王寺の素晴らしいところは「散りゆく紅葉と緑の苔のハーモニー」なのです。

まるで「もみじ山」みたいな画 ①
まるで「もみじ山」みたいな画 ②

「昔々、ある所に『もみじ山』があって、それはそれは綺麗でしたとさ。」
とでも言いたくなるような散りゆく葉と苔のハーモニー。
そして「山があれば川がある」訳でして、それも特徴的です。

まるで「紅葉の川」が流れるかのような景色が楽しめます

木々に映える紅葉も素晴らしいですが、散りゆく紅葉も素晴らしい。
2021年の秋も色々なところをまわりましたが、いちばん「散りゆく紅葉の素晴らしさ」を感じさせてくれたのが、この祇王寺でした。

【祇王寺へのアクセス】
・渡月橋から徒歩30分程度
・嵐電「嵐山」から徒歩25分程度

3.ライトアップ編 その1 永観堂

次に紹介するのは左京区、南禅寺の北側にある(禅林寺)永観堂です。
昨年のこのシリーズでも「京都の秋は永観堂」というフレーズを出していましたが、やはり永観堂といえば紅葉という方は多いのではないでしょうか。

方丈池からの景色
御影堂前の紅葉

今回はその永観堂、夜のライトアップの様子をお届けします。
ちなみに、永観堂はとても人気の場所、自家用車で行くとかなりの確率で駐車場に困ります。ということで担当者はタクシーを中心とした公共交通機関の利用を「強く強く」お勧めいたします。それはなぜか、次の映像をご覧ください。

奥のテントで拝観チケットを購入します(モザイク処理しています)

こちらが拝観入口で「拝観チケット」を待つ人々の列です。
奥のテントで拝観チケットを購入するのですが、とても多くの方が待っていらっしゃいます。日や時間にもよるでしょうが、並び始めて1時間程度かかることも珍しくありません。それくらい永観堂のライトアップは人気なのです。

さて、気を取り直して拝観入口を越えて境内へ。
いつもであればカメラをおろしてゆっくりと撮影できる場所なのですが、なぜ上気味なのかは…そういうことです。人が多すぎてどうして上向きの構図になってしまう、その典型でございます。

そうはいっても、やはり多くの人を惹きつけるのには理由があるわけです。
一つ一つの紅葉は灯りに照らされとても美しいのです。

ちなみに、これが「昼」ではなく、「夜」なのです。
五色旗と紅葉、そして提灯の灯りが絶妙なバランスです。
永観堂といえば、多宝堂をバックに撮影する方も多いのでは。
夜間ライトアップ時は昼間の通常拝観とはルートが異なります。
方丈池は北からではなく、南から見ることになります。
方丈池を過ぎたところにある小川、やはり「水と紅葉の組み合わせは絶妙」です。

永観堂は多くの誘導スタッフが配置され、適宜人流を見ながら道案内や誘導してくれます。ちなみに先のスタッフさんが「ここからの多宝塔はきれいですよー」と案内していただいてた場所はご覧の人。

多宝塔と紅葉を重ねて撮影できる場所は人気スポットです(モザイク処理しています)

とはいえ、「京都の秋は永観堂」という言葉をまさしく収められる場所があります。担当者個人のおすすめですが、方丈池の南側から見る弁天社は永観堂ライトアップではいちばんだと思っています。それがこちら。

方丈池南側から見る弁天社

そんなことで「秋のライトアップ」といえばの永観堂をご紹介しました。
とても多くの方で賑わうところですので、公共交通機関の利用は必須ですが、お勧めできる場所です。

【永観堂へのアクセス】
・京都駅からタクシーで20分~25分程度。
・京都市バス「南禅寺永観堂道」徒歩 5分程度。
・京都市営地下鉄「蹴上」徒歩 15分程度。

4.ライトアップ編 その2 北野天満宮 もみじ苑

最後にお届けするのは北野天満宮にある「もみじ苑」のライトアップです。
もみじ苑と言っても普通のもみじ苑ではありません。
なんと豊臣秀吉が築いたとされる「御土居」に沿って植えられている紅葉を見ることができるのです。

もみじ苑内の看板、まさしく「御土居」です。

ということでやってきました北野天満宮。

夜の手水鉢は昼と違い幻想的です

いつも明るい間に観る手水鉢とは雰囲気が違い、幻想的な手水鉢。
電球に照らし出される手水鉢は雰囲気満点です。

こちらも「夜間拝観時限定」の本堂です。

本堂へのご挨拶を済ませ、早速もみじ苑に進んでいくことにします。
先程の「御土居」の看板からもみじ苑の順路が始まります。

訪れたのは12月に入ってからで、御土居の脇を流れる紙屋川(天神川の上流)沿いの紅葉は色がだいぶ進んでしまっていましたが、御土居沿いの紅葉はまだ盛りという状態で、「水に近いところほど色づきが早い」ということを改めて実感しました。

もみじ苑の入口、石灯籠がアクセントになります。

さて、中に入るとこんな感じです。

12月上旬でしたが、多くの人で賑わっています(モザイク処理済)
御土居に沿って紅葉が植えられています

先でも紹介した通り、御土居に沿って紅葉が植えられています。
そして御土居沿いになればなるほど、色合いが綺麗。

ライトアップの影響もあるでしょうが、木によっては「今が盛り」というものも。そして、御土居(東側)の中間点にあるのが舞台と展望台。舞台は朱塗りで、狼煙の火が醸し出す雰囲気も素敵です。

舞台からみた紅葉

そして、こちらでいちばんと担当者が思った場所が舞台。
舞台からは本殿を見ることもでき、特に夜のライトアップ時は浮かび上がる本殿がまさに幻想的。

ライトアップされた本殿と紅葉の組み合わせ

ライトアップされた紅葉は赤系統、そして同じくライトアップされた本殿は青系統と、まさに対照的な組み合わせ。担当者自身、昼のもみじ苑は未体験なのですが、昼は昼で青空と紅の組み合わせが素敵なんだろうなぁと思い、それはそれで楽しみな今シーズンです。

【北野天満宮へのアクセス】
・京都駅からタクシーで20分~25分程度。
・京都市バス「北野天満宮前」すぐ。
・嵐電「北野白梅町」徒歩 10分程度。

いかがでしたでしょうか。
昨年担当者が回った秋の紅葉からここという場所を3回に分けてご紹介いたしました。今年の紅葉はどうなるのかと、今の時点から楽しみな担当者。また今年の紅葉はFacebookInstagramでもご紹介させていただきます!

それでは今回も長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。また次回みなさまとお会いできるのを楽しみにしております。


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