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モラハラ・パワハラへの対処法【基本】

本日はモラハラ・パワハラ体質の相手への対処法についてお話していきます。
10分の音声でサクッと聞きたい方はコチラから↓

モラハラ・パワハラ体質の人間に出会うことは、まるで事故のようなものです。

出会った瞬間からしばらくは、「なんていい人なんだ」と感じるかもしれません。ただし、数ヶ月経ってくると、急に態度が豹変し始めて、あなたに冷たく当たったりイヤなことを言うようになるでしょう。。

悲しいかな、モラハラ・パワハラ体質の方はそんな性を持っています。

そして、モラハラ・パワハラ体質の人と出会いやすい人、というのが世の中には存在します。総じて優しく、困った人を放っておけないようなタイプです。

モラハラ・パワハラ体質の人間と、優しいお人好しタイプの人間は、
パズルの凹凸がしっかり組み合ってしまいますので、出会ってしまうと泥沼化する傾向にあります。

では、いざモラハラ・パワハラをしてくるような人に出会ってしまったら、どう対処したら良いのでしょうか???

今日は3つのポイントに分けてご説明していきます。


1.モラハラ・パワハラは治らない


まず最初に被害者の方、よく被害に合いやすい方に知っていてほしいのは、【モラハラ・パワハラ体質が治ることはない】という事実です。

モラハラ・パワハラは何かのキッカケがあって、唐突に噴出して表面化するように見えますが、彼・彼女・上司などの相手の中にもともとあったものです。

例えるなら、火山が噴火したからといって、その表面の火口を塞いだところで意味がありませんよね。
地底では、マグマがグツグツと煮えたぎって、逃げ場を求めている
のです。

つまり、たまたまターゲットとなる存在を見つけて、その性質を出せる場所を見つけたから素を出しただけで、いい人に見えていたのは猫をかぶっていただけなのです。

ここで優しい方だと特に勘違いしがちなのは、「自分がいけないことをしたのでは」「話し合えばよくなるはず」などと思って、無意識のうちに相手のフォローをしてしまうのですが、
パワハラ・モラハラ体質の相手に限ってはそれは間違った対応になります。

彼ら彼女らは、そういう体質の人間なのだ、と認識しましょう。

私がまだモラハラについてよくわかっていなかった頃、相手の酷い対応について知人に相談したことがあります。知人は、「2人の関係性の問題だよ」とアドバイスをくれました。
つまり、お互いの関係性によっては”治る”と意図されたアドバイスです。

なので、知人には申し訳ないですが、このアドバイスは間違っています

重ねて言いますが、モラハラ・パワハラは”体質”のため治りません。

この事実を前提として、ここから対処法を考えていく必要があるのですね。

2.モラハラ・パワハラはターゲットを決めている


とはいえ、モラハラ・パワハラ体質の人も誰にでも攻撃するわけではありません。よくよく観察してみると、どうやら相手によって態度を変えているようです。

何故でしょうか???

もちろん、被害者の方が「舐められやすいから」とか、「空気が読めないから」とか、そんな理由ではありません。

※ちなみに、モラハラ・パワハラ体質の相手はそういった言葉で攻撃しようとするかもしれませんが、事実無根なでっち上げなので気にする必要はありませんよ。

実は、モラハラ・パワハラ体質の人がもっとも気にしているのは、”社会からの評価”です。

自分への社会的評価、平たく言えば外面をなによりも大事にしています。

非常に高いちんけなプライドを持っているのが特徴なので、そのプライドを崩されることを何よりも嫌います。

そして、被害者の方に対して攻撃をすることで、常に自分の優位性を保とうとします。そのためなら、粗探しやでっち上げまがいのことも平気でやります。

彼ら彼女らにとって、このプライドは自分の存在意義に近く、ある種の死活問題なほどです。そのため、本人たちは社会評価を得るためにとても必死になっています。心の中は常に、焦燥感でいっぱいです。


そんな彼ら彼女らが、ターゲットを選定する基準はひとつです。

自分のやっていることが、周りにバレて立場が悪くならなさそうな相手。


なので、閉鎖的な空間である家庭内、社内でも人目が少ない場所、立場上ハッキリ言いづらい部下などの弱者、カップル同士の間などで起こるケースが多いのです。

ずる賢い感じがしてゾッとするようですが、”ならなさそうな”というところがミソで、実はそこまでちゃんと計算して攻撃しているわけではありません。

攻撃することは欲望に近いので、その欲を叶えるために、良さそうな相手・場所など条件を見つけるとイケると確信した時点でモラハラ・パワハラが始まります

イケると確信した、というのには明確なラインがあるわけではないので、実際に奥さんが警察などに相談したり、ことが大ごとになると一気に沈静化します。
ただし、一旦は沈静化しますが、また再発するのは言うまでもありませんね。。


3.モラハラ・パワハラの弱点と対処法


では、そんな相手にどうやって対処していったらいいのでしょうか?

ここまで引っ張りすぎたので、結論から申し上げますと、

距離をとる

これが一番効果的な対処法です。


ここまでの説明でお話してきた通り、モラハラ・パワハラ体質の弱点は”社会的評価が落ちること”つまり、外面が保てなくなることに耐えられません。

なので、彼ら彼女らがモラハラ・パワハラ行為をおこなう際、そこはほとんどの場合【閉鎖的な空間や人目のない場所】です。

被害者と2人でそこにいる限り、あの手この手を使って一生懸命攻撃しようとするでしょう。

そこで、これ以上の被害を避けるためには、モラハラ・パワハラ行為をおこなえない状況を作り上げる必要があります。

閉鎖的な場所に2人きりでいない、人目のない場所で会わない、2人の秘密は作らない、第三者を介入させる……etc.

必ず、モラハラ・パワハラ体質の人間との間には、一定の距離を置きます。
板を1枚以上挟むような感覚で接しましょう。

これは、モラハラ・パワハラ体質が治らない前提に基づいた対処法です。

彼ら彼女らの体質が改善されない以上、
どんな状況を作り上げてもまた攻撃してくるようになるでしょう。

もしも縁を切れるなら、切ることをオススメします。

ですが、そうできない場合には、できるだけ上記の方法をとって身を守るのが良いと思います。


また、これは、逃げられない場所で相手が攻撃してきた場合の護身術のようなものですが、

もしもどうしても2人きりにならざるを得ない場合でも、
少し難しいテクニックですが、なるべく相手を悪者にする立場に持っていくと良いです。

常に自分の立場を優位に保ちたい彼ら彼女らの性質を逆手にとって、
「弱いものイジメをしている自分」「恥ずかしいことをしている自分」
を自覚させるように持っていきます。

例えば、

モラ「そんなことを言うのは失礼だよ!」
自分「私そんなに失礼なことを言いましたか? 大丈夫ですか? とても気にされているようですね」
モラ「気にしているっていうか、失礼だから!」
自分「あまり気にしないでくださいね、お仕事に支障が出ても困りますので。バカな戯言なんで流してくださいね」
モラ「……」

ちょっとわかりづらいと思いますが、こちらの言葉に難癖をつけたい相手に対して、「いつまでも気にしている自分のほうが恥ずかしいかも」と自覚させる言い回しをしています。

ここで謝ったりしても攻撃しやすくなるだけなので、社会的立場上、気にしている自分って恥ずかしいかもと思わせることがポイントです。

あくまで、社会的に外から見たときに、
いまの俺(私)って恥ずかしい(ダサい)よねと自覚してもらうと、
相手はそれ以上何にもできません。

とはいえ、これは本当にどうしようもないパターンで2人になってしまったときの護身術です。

あまり使いすぎてもコトがややこしくなって、新しい攻撃をしてきたりするので、

基本は距離を置くことが鉄板です。


まとめ


いかがでしたでしょうか???

モラハラ・パワハラは犯罪とは言わないまでも、ほとんどそれに近いものだと思って差し支えないです。サイコパスの心情が私たちには想像がつかないように、彼ら彼女らの体質もある種の特殊なものなのです。

被害に遭われている方々は、いったんこの事実を知って、そのうえで今後の振る舞いを考えてみるのもいいかもしれません。

世の中からモラハラ・パワハラは消えたらいいかもしれませんが、ストレス社会の昨今、いろんな人がいるのもまた仕方のない部分もあるかもしれませんね。。

できるだけ、自衛して参りましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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