競争社会を平和に生きる。

わたしは満員電車に毎日揺られるような仕事をしているわけではいまのところなく、アスリート級の競争を迫られているわけでもないけれど、それでも現代は「競争社会だなあ」と感じることが多くあります。SNSというサービスを通して、ネット社会と接していると特に、嫉妬・劣等感・偏見差別などちらほら、負の感情を見つけてしまいます。イヤな気持ちにはなるものの、そうなってしまうのも仕方がないよねと思う日々です。

誰かと誰かを比べて、こっちのほうがイケメン、可愛い。お金を持っている。いい会社に勤めている。そういったステータスで上下をはかる文化は、これからも続くでしょう。
わたしは長い間、この”ものさし”にくるしんできた方の人間なので、そういった考えかた自体そこまで好きではありません。ナンバーワンよりオンリーワン派であり、じっさいに人間の本質も最終的にはそこだと考えています。

ただ、周りはやはり「見た目重視」。そういった気配が濃厚ななかで、オンリーワン精神を貫きとおすのは、意外と大変です。信念をもってみんなの前に立ったとしても、全員が「その個性が素敵ね」と認めてくれるわけではなく、いろんな価値観が混ざり合っていて、それが良しとされているのが現代なのです。

大切なのは、どんな自分でいたいか。

これに尽きると思っています。

わたしはずっと自分に自信が持てず、なにかで成果を出せば、ナンバーワンになれば、頑張りが認められれば、はじめて何者かになれるという幻想を追いかけて生きてきました。
でもわたしの場合、本当は競争は好きではないですし、自然体でいられることにいちばんの喜びを感じるようなタイプです。その自分を、自分で認めることができたとき、何者かではなく自分自身を生きられるようになる。そう思うのです。

いまでもわたしは、動画の再生数を競うゲームに参加したり、顔の良し悪しのために気を遣ったりしています。そうしながら、本質はそうではないと思い続けています。そして、その考え方をできるだけブレずに伝わるよう、発信することに重きをおいています。

本質をはずさなければそれは必ず伝わると、そう思うのです。この文章や、歌や、動画、写真、すべてに魂を宿して生きていくことこそ、なんだか自然体で、自分らしい。

あなたの自分らしさは、何ですか?


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