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断捨離のきっかけ

断捨離してますか?
私は片付けとか整理整頓は苦手なのです。汚部屋女子です。
しかしとりあえず手足と目は付いてるので、ゴミだけは捨てます。
問題は手にしたものがゴミかどうか迷ったときだと思う。
さて捨てようか捨てまいか悩む時、私はかの有名な【コンマリ(近藤麻理恵)】さんの【人生がときめく片付けの魔法】著書二冊を思い出し、目の前にあるものを見てときめくかときめかないかで考えて捨てるんです。
メソッドはそれだけでしたから爆裂に流行った理由も分かります。
相当流行りましたが既に10年以上前の本ですし今時そんな事してる人は私だけかもしれません。
しかもあれから10年人生も紆余曲折経ながら掃除をすると「ときめくかときめかないか」だけでは片付けられない物が出てくるんです。

まずついとっておいてしまうものの第一位は「売れそうなもの」です。
売れそうと言っても見るからに資産となる貴金属ではなく、ボロボロだけど元値が結構高いから中古でも需要あるかもなーなどの「希望的観測で売れそうな物」です。
エルゴのベビーキャリア(だっこ紐)がそれでした。
新品は数万円するから、メルカリに出せば「洗い替え需要」として売れるのでは?と思いましたがこれが大ハズレ。数年メルカリで粘ったのち結局すてました。

私の場合「もう買えないバンドグッズ」もこれです。
もう買えないから誰か欲しがるのではと思って出品するも、そもそも私が好きなバンドがポピュラーではないという壁がデカすぎて大して売れません。

そして捨てにくい物第二位は
家族のものです。

使ってないよね?
いらないよね?と思いながら
後から文句言われるのもなぁと捨てられず。価値も分からないので結局とっておく。あの時買ったよね?なんて思い出付加もついてくる。

他にも、貰ったものや書類も捨てにくいのですが

私は断捨離を加速しようと思ったある話があって
これは本当に辛くて悲しい話なのですが
ごくごく近所で交通事故がありました。
被害者は30代後半の主婦。
昼間に自転車を横断歩道で渡っていた所トラックに跳ねられて死亡してしまいました。全国ニュースになるような痛ましい事故です。

年齢が近く主婦であったので「もしかしたら学校で会ってたお母さんの誰か」の可能性も否めないなと思った途端
まるで自分の事のようにこの事件を感じるようになり

ほぼ毎日通る道なので忘れることはありません。
数年経った今でもきれいなお花がずっと手向けられていて、家族の悲痛な気持ちが伝わります。今でも悲しいです。結局どなたかはしらないのですが。

近所すぎて「事故にあってたのはもしかしたら自分だったかもしれない」という現実に、健康診断で病気を回避しても一瞬でこの世から去るかもしれない

その時に残された家族に私がやるべき断捨離を押しつけられないと思ったのは今毎日ものを捨てるきっかけ。

なのでめったやたらとバンドグッズも買わないようにしてます
喉から手がでるほど欲しくても最後は結局ゴミなのだ、と言い聞かせます

買うのは消耗品として使えるTシャツなど。

そう、捨てにくいものの【家族のもの】は家族にとっては私の物なので、もしも万が一予期せずこの世から去ったとき家族に頭を抱えさせたくない。
「これ売れるかな?」などと悩ませたくない
あの時買ったよねなんて思い出で苦しめる回数は少ない方がいい。

他人様の悲痛な事故をきっかけにというのは大変無礼ですが、人生という物の突発性を考えさせられたできごとでした。


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