やーるー(八重山地域リハビリテーション支援ユニット)

地域リハビリテーションの考え方をベースに、離島での生活を支援する活動を行っています。

やーるー(八重山地域リハビリテーション支援ユニット)

地域リハビリテーションの考え方をベースに、離島での生活を支援する活動を行っています。

最近の記事

「障害」?

言語聴覚士として、子どもとその親、おとなとその家族と接していると 「障害」ということばの意味について、常に考えさせられる。 曰く、  「この子には障害があるんですか? ないんですか?」  「家族には障害が残るんですか? 残らないんですか?」 もちろん、医師でない自分に答えられるものでもない…て、いうか、医師にも正確に答えられるものじゃない。 最初はそれを不思議だとは思っていなかった。「障害があるか、ないかで 全然変わるよね〜」って思っていた。 でも、障害がない人もいろんな

    • 離島のおじい・おばあは元気、その実は、、、

      「沖縄の離島のおじい・おばあはいつまでも元気で島の生活をエンジョイしている。」というイメージが各種メディア等で形成されているように思われます。本当にそうなのでしょうか? 私はかつて石垣島の病院に勤めていました。その時に縁ができて八重山の島々で訪問リハビリや体操教室を行わせていただいています。 私が八重山諸島の島々に訪れ出会うおじい・おばあ達はみなさん元気で、私はエネルギーをもらって帰ります。島々へ訪問を重ねることで見えてきたことがありました。「離島では、高齢者は元気じゃないと

      • やーるー

        平成21・22年の八重山毎日新聞を読み返していると、 地域リハビリテーションを築く会「やーるー」発足時のことを思い出す。 離島・僻地の多い沖縄県。 私たち「やーるー」の仲間は、石垣島の病院で同僚として出会った。 外来や入院中のリハビリテーションを担当していた私たちの経験年数は様々であったが、退院後離島・僻地(元の生活)に戻られる患者様の環境をもう少し改善できないものかという悩みは同じだった。そのため、「やーるー」が発足するまでに時間はかからなかった。 「やーるー」という名

        • リハビリテーション専門職として自助・互助・共助・公助を考える

          2015年に施行された改正介護保険法のなかで「地域包括ケアシステム」を構築していくことが決まりました。その中で4つの助【自助】【互助】【共助】【公助】が重要であり連携する必要があるとされました。 【自助】 自らの健康に注意を払いながら、かかりつけ医をもち、定期的に健康診断を受けるなどして、住み慣れた地域に住み続けるために、介護予防活動に積極的に取り組んでいくという意味。また、自費で介護保険外のサービスを利用することも自助のひとつである。