お金と投資の教科書に
【賢いリスの話】
あるところに賢いリスがいました。
そのリスは木の実を集めるのが得意でした。
だからリスは仲間に集め方を教えたり、
木の実を貸したりすることで、
どんどん木の実を増やしていきました。
その賢いリスは
あまりに木の実を集めすぎてしまって、
それに押しつぶされそうになりました。
それでリスは森の神様に、
「私はなんのために木の実を
集めているのかわからなくなりました」
と問いかけます。
すると森の神様はこう答えます。
「森は木の実を埋めることで広がっていく。
集めた木の実を埋めなさい」と。
それからそのリスは、来る日も来る日も、
森の空き地に木の実を埋めました。
それから長い年月が過ぎ、
リスはとうとう命が尽きてしまい、
仲間のリスたちも、森にいた鳥たちも、
やがてみんな死んでしまいました。
ところが、彼らがみんな死んで、
森に何十回目かの春がやってきたとき、
その森は以前とは違う姿になっていました。
空き地は立派な森になり、
もともとの森は何倍にも大きく、
ゆたかになっていました。
与え合いの恩贈りで巡る世の中になったらいいな。 だれでも好きなこと、ちょっと得意な自分にできることで、だれかのためになれて、それが仕事にもできたら、そんな素敵なことはないですね。 ぼくの活動が少しでも、あなたの人生のエネルギーになれましたらうれしいです。