婚外恋愛を通じて、与え、与え続けることについて

結婚をしながら、配偶者以外に恋愛対象のパートナーを持つということは簡単ではありません。

基本的には多くの関係者に嘘をつくことになります。私の場合は、私が既婚者であることを知っているパートナーもいれば、それを知らないパートナーもいます。はっきりと申し上げますと、後者には嘘をついているわけです。

前者に対してもひどいことをしているという自覚はあります。ほかに彼氏を作ってもいいよ、とは伝えていますが、彼女にとってそんなに簡単なことではないことは理解しています。

嘘をついているパートナーに対しては、申し開きのしようがありません。また、家庭に対しても同様です。それでもやめられない、やめないというのは、まさに業としかいえません。

パートナーの女性たちに対して罪の意識を感じるのは、彼女たちの貴重な時間を奪っている点です。現実的に、女性には婚期というものがあります。そのうちの数か月、場合によっては数年を私が奪ってしまうことになります。時間というもっとも貴重な資産を私のために使わせることは申し訳ない限りです。このため、深入りする前にできるだけ早めに別れを告げるようにしています。

また、ささやかながら、彼女たちから奪っている時間を償うために、私はできる限り与えるように心がけています。それは金銭ということではありません。それではパパ活になってしまいますし、それであれば逆に私の良心が痛むことはないでしょう。

時間という無形の資産を奪う代わりに、私なりに無形のギフトを与えています。それは二人で過ごす楽しい時間であったり、愚痴を聞いてあげたり、普段はできない体験をさせてあげたり、人生の先輩としてのアドバイスをしてあげたりです。

また、記念日はできるだけスペシャルな形で祝うようにしています。これも特別に高級なプレゼントを上げるということではなく(それなりのものはあげますが)、体験を重視しています。

花束をあげることも欠かせません。いままで、花束をあげて喜ばれなかったことはありませんし、少なくない女性から初めて男性からもらったといわれました。特別な理由はなくてもいいんです。店頭で綺麗な花が売っていれば、それは充分な理由です。

ここまではパートナーに対しての内容でしたが、家族にたいしても同様です。与え、与え続けることを肝に銘じています。私の誕生日になどには何もしてもらった記憶はありませんが、家族の記念日にはプレゼントを贈ります。パートナーと同様に、家族にも花束をよくあげています。家庭に生花があるというのはとても気持ちのいいものです。

見返りを期待せずに与え続けることで、パートナーに「あなたは価値のある存在なのだ」と伝えたいと考えています。日本人全般にいえることですが、自信を持っていない人がとても多い印象があります(勘違いしている人は多いですが)。それによって、次に私よりももっといい男性と出会い、幸せになってほしいと願っています。

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