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『ファファード&グレイ・マウザー』未訳作品シノプシス紹介(その1)

はじめに

 二〇〇〇年代が始まって、すでに二十年が過ぎようとしている現在でも、本邦ファンタジー界、エンタメ界に根強い人気を誇るひとつに、「剣と魔法」のヒロイックファンタジがあることは、論を俟つまでもないことでしょう。

 剣をとっては命が安く、それだけに輝かしい世界。
 星々のきらめきが大地を照らし、魔術の輝きが秘密を垣間見せる世界。
 地図は線よりも空白が多く、歴史書は人よりも神々や妖魔に紙幅を費やし、平穏な日常よりも陰謀と冒険と探検と一攫千金がそこかしこにうごめく世界。
 つまりは……生きていることそのものが、今よりも輝いている世界。

「剣と魔法」のヒロイックファンタジが描くのは、そんな「ここではないどこか」。
 現実の生活に倦み疲れた人々が、脳に刺激を与えてあたかも現実めいて夢を見るトリップ・ムービーに似て、自分たちと異なる世界に生まれた、しかしどこか似通ったところのある英雄に心を重ねて、現実の憂さを晴らさせるとともに、現実に生きる活力を受け取る……そんな可能性の世界であります。
 だからこそ、小説のみならず、ゲームやアニメ、映画、ネット配信のテレビドラマ……さまざまなメディアに、「剣と魔法」の世界は、今も息づいているのでしょう。

 本記事と、続く二本の全三記事では、そんな「剣と魔法」の世界のなかでも、とびっきり野蛮で、とびっきり洒脱で、猥雑かつストイック、真摯かつエロチック、そしてなによりすこぶる面白い、『「剣と魔法」のヒロイックファンタジ』の決定版、フリッツ・ライバー『ファファード&グレイ・マウザー』シリーズの、本邦未訳短編を紹介しましょう!


『ファファード&グレイ・マウザー』とは

 そもそも、『ファファード&グレイ・マウザー』とはどんなお話なのか、とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
〈万巻のスリス〉に訊ねるか、それとも〈グォオグル獣〉の口に手をつっこむか、労をいとわぬ方々もおられましょうが、ここはそうした手練手管をもたれぬ方々のために、手短にご紹介しても、罰は当たりますまい。

『ファファード&グレイ・マウザー』は、その名のとおり、「ファファード」と「グレイ・マウザー」という二人組の冒険を描いた、「剣と魔法」のヒロイックファンタジです。
 もちろん、これは「剣と魔法」のヒロイックファンタジですから、お話の舞台は我らの「地球」ではありません(厳密には、先の二人が我らの地球にやってきたり、我らの地球から二人のいる世界へ迷い込むものもいたりしますが……)。舞台となるのは「ネーウォン」と名付けられた世界。どことなく、我々の世界の西ヨーロッパに近いかたちをしていて、それぞれの土地にそれぞれの文化風俗を持つ、さまざまな人種が住んでいるのも、我々の世界によく似ているところ。
 そして、もちろんこれは「剣と魔法」のヒロイックファンタジですから、人間以外の知的生物、我々が超自然の存在と考える幽霊、妖魔、神々も存在します。そういうものたちも、人の知るところ知られざるところに、しかし確かに存在するこの世界で、人類が維持する文明は、我々の世界にたとえるなら、だいたい紀元前数百年程度のもの。いわゆる「中世ふうファンタジー」のそれよりも、すこし野蛮な感じと思っていただければいいかと思います。ちなみに、「ネーウォンNehwon」の語源は「No-When(いつでもない)」のアナグラム。イギリスの作家サミュエル・バトラーの「エレホーンErehwon」の……。

 おっと、手短にというお約束でした。
 では、話を続けまして……視点を、さらに地上に近づけてみましょう。

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 大陸からの西側に、遊離した半島のようにも、小さめの大陸のようにも見える、陸地があります。その北端、仮に我々の世界に置き換えるなら、モロッコのマラケシュあたりに、ひときわ活気のある、巨大な都市が見えてくるかと思います。え? 煙と煤とでなにやらよくわからない? いえいえ、それだけこの都市が栄えているということです。
 ここはこのネーウォンで、もっとも栄える大都市「ランクマー」。「凶運の都」、「文明と退廃の魔都」、「陰謀と妖術の渦巻く大都会」、「世界中の富が集まっては出てゆく最高の港町」、「黒砂の港」……おっと、これは別の世界だ……などなど、さまざまな名前で呼ばれる、この世界随一の大都市を基点に、読者をさまざまな冒険に送り出す、それが『ファファード&グレイ・マウザー』です。

 ……え? そいつらは誰だって?

 これはこれは、たいへん失礼をいたしました。
 この遠めがねをのぞいてごらんなさい。そら、あそこ、あの小汚い居酒屋から、ちょうど出てきた二人組が見えますでしょう。

 厚い胸をそらし、太い両腕を振り回している、赤毛の男が見えますね。
 彼がファファード。ネーウォン北方の蛮地〈寒の曠野〉からやってきた北方人です。腕利きの剣士にしてたくましい冒険家、そして吟遊詩人の修行をしたこともあるというから、今はなにか歌の一つも吟じているのでしょう。腰に揺れているのは愛剣の〈灰色杖〉。もっとも、彼は気に入った剣には、常にその名前をつけるそうですが。

 その隣の、ファファードより明らかに小柄な、灰色の外套を着た男がいるでしょう。いや、子供ではありませんよ。確かに彼は小柄ですが、ファファードが大きすぎるために、相対的に子供のように見えるだけです。
 彼がグレイ・マウザー。顔つきからすると、ネーウォンの南方の生まれではないかと思われますが、出身地はさだかではありません。本名も不明です(「Mouser」とはネコのことです)。腕利きの剣士にして抜け目ない盗賊、そして魔術師の弟子であったこともあるというから、なんとなくつったっているように見えて、きっと、なにか陰謀か、はたまた妖術か、とにかく金になる冒険の尻尾でも見当たらないかと、抜け目なくあたりをうかがっていることでしょう。腰に差しているのは愛刀の〈手術刀〉。もっとも、彼もまた、気に入った刀には常にその名前をつけるそうです。

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 この二人こそ、我らが主人公、通称「二剣士」。ネーウォンにはびこり、ランクマーにとぐろをまく悪漢のうちで、そこそこに悪名高く、そこそこに腕が立ち、しかしてなんとなく意気投合し、冒険をくり返すうち友情で結ばれ、互いに背中を預けるようになったことで、物語の主人公になりおおせたものたちです(とはいえ、しょせんは友情、ささいなことでそれがこじれ、たもとを分かつこともありますが)。

 そう、彼らの特徴にして強みは、「二人組」であること。彼らは、キンメリアのコナンのような比類なき意思と力の持ち主というわけではなく、メルニボネのエルリックのような世界の命運を左右する魔剣に選ばれたわけでもなく、魔人ケインのような文字通りの不死身の肉体(と呪い)の持ち主でもありません。殺しのライセンスも持たないし、伝説の戦闘種族の血筋も引いていないし、柳生の麒麟児でもなければ、一人一技の異能の持ち主でもなく、未来の子孫がロボットを送り込んでくることもなく、左腕にサイコガンがあるわけでもない。
 ただ、ちょっとばかり腕が立って、ちょっとばかり知恵がまわって、ちょっとばかり運がいいだけの、常人でしかないこの二人組が、物語の主役となれたのは、彼らがたがいにたがいを補って、一人ではできないことをやってのけるからなのです。

 そして、だからこそ、彼らは同じく常人でしかない我々に、もっとも近い可能性の持ち主であるといえるのです。時に陽気で、どこか陰気で、ほどほどにやさしく、基本的には自分勝手、なにごとも長続きせず、明日よりも昨日のことを考えがちで、勇躍というよりどうにかこうにか今を見つめて、えっちらおっちら足を踏み出す、そういう男たち。
 それはあなたのことであり、あなたのまわりの誰かのことです。
 特別な力を持てば、あるいは一人でなにかをなしとげることも可能でしょう。しかし、たいていの人間はそんなものは持ち合わせていない。もちろん、人は一人一人特別ではありますが、力となるとそうともいかず、持っていても、たいていは他人のそれとそう大差ない。しかし、その力を他の力と合わせることができたら? そして、そういうことのできる相手が、互いに背中をあずけられる相手だったら? そして、その関係が、ずっとずっと長く続いたら?
 ……少なくとも、そういう人生は、つらいことがありながらも、価値あるものであるでしょう。

『ファファード&グレイ・マウザー』とは、そういう物語であります。

既訳作品と未訳作品、そしてそのでどころ

 前項で説明した『ファファード&グレイ・マウザー』の物語は、一九三〇年代の終わりごろに書かれた短編を皮切りに、一九八〇年代の終わりごろまで、実に五十年あまりに渡って語られてきました。つまり、ロバート・E・ハワードの『蛮勇コナン』とほぼ同世代に始まり、マイケル・ムアコックの『エルリック・サーガ』が始まった六十年代にも現役だったのです。

 二剣士の物語を語ってくれたのは、フリッツ・ライバー。SF作家としても有名なこの人物は、身長二メートル近い長身に、映画俳優であったこともあるという甘いマスクを持ち、チェスの腕がそうとうのものであったと知られています。

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 そして、彼には、ハリー・フィッシャーという友人がいて、彼が書いた短編をもとに、二剣士の冒険を作り出したと言われています。(このフィッシャーがグレイ・マウザー、長身のライバーがファファードのモデルである、というのはたいていのファンが納得するところでしょう)。これを、先行するロバート・E・ハワードの『蛮勇コナン』シリーズにならい、先史時代の地球を舞台に描いたのが「魔道士の仕掛け」。この長めの短編をふまえて、いよいよ異世界ネーウォンを舞台に書いた「森の中の宝石」で商業デビューを果たして以後、五十年にわたり、三十五の短編と、一つの長編を語りました。このうち、二十三の短編と、長編が、作中の時系列に沿って編集され、日本語に邦訳されています。
 すなわち……、

『魔の都の二剣士』(Swords and Deviltry)
 ……ファファードとグレイ・マウザーそれぞれの出自を語り、二人が出会って友情で結ばれるまでを描く三編を収録。

『死神と二剣士』(Swords Against Death)
 ……比較的初期(第二次世界大戦前)に書かれた短編を中心に、二剣士のバラエティ豊かな冒険の数々を描く十編を収録。

『霧の中の二剣士』(Swords in the Mist)
 ……第二次大戦後、シリーズ制作中期に書かれた短編を中心に、実質的な第一作「魔道士の仕掛け」をネーウォン時系列に組み込んで、二剣士の不思議な冒険を描く六編を収録。

『妖魔と二剣士』(Sword Against Wizardly)
 ……盟友ハリー・フィッシャーとの合作ともいえる中編を含む四編を収録。

『ランクマーの二剣士』(Swords of Lankmher)
 ……ランクマーを、そしてネーウォン全土を揺るがす大騒動に二剣士が挑む大長編。

 の五冊が、東京創元社より刊行されています(現在は絶版ですが、二〇一九年現在ではまだそこそこ手に入ります)。
 翻訳は本邦SF&ファンタジの邦訳にこの人ありといわれた、故・浅倉久志氏。かつて「大谷圭二」名義で刊行されていましたが、当時は三巻までで途絶。ところが、二〇〇〇年代前半になって、まさかの新訳&二巻続刊、現在の状態になりました。
 この邦訳版が、とてもいいバランスになっています。第一巻で主人公二人の出自と彼らが出会うまでを語り、続く四巻で手を変え品を変えの大冒険、そして第五巻にもっともスケールが大きく、もっとも派手な冒険を配置して完結! と言う構図は、さながらテレビドラマとその劇場版を彷彿させる。
 ですから、これだけでも満足のいくところ……しかし、冒険にはまだ先があったのです。

 それが、今回をのぞく、残り二記事を使ってご紹介する、『Swords and Ice Magic』『The Knight and Knave of Swords』
 故・浅倉久志氏は、『ランクマーの二剣士』の巻末解説にて、それぞれ『氷の魔法と二剣士』『光と影の二剣士』と仮タイトルをつけ、機会があれば紹介したいとおっしゃられていました。
 しかし、二〇一〇年に浅倉氏が世を去られてから、今日に至るまで、残る二冊が邦訳される気配はなし……であれば、不祥このうさぎ小天狗が、せめて未訳部分のシノプシスだけでも邦訳し、ご紹介できればと考えて、いま、この記事を執筆している次第です。

 そう、ぼくの手元には、この未訳部分のシノプシスがあるのです。
 かつて、同じく『ファファード&グレイ・マウザー』を愛する友人から、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のサプリメント『Fritz Leiber's Lankhmar: The New Adventures of Fafhrd and Gray Mouser』を借りたことがあり、その中の「全作品解説」部分を、いずれ読んでみようと思い、コピーして手元に残していたのでした。

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そして、冒険は続く

 邦訳最終巻『ランクマーの二剣士』が刊行されてから十四年、浅倉氏がこの世を去られてから十年あまり……本邦において二剣士の冒険は、名のみ高く、実物はついぞ知られぬままでした。荒山徹氏のヒロイックファンタジ『シャクチ』に、あるいはモーゼス&ボンド『二ンジャスレイヤー』に、「二剣士」の呼称が見られるなど、オマージュ的な扱いこそ見受けられたものの、元祖「二剣士」の姿は、遠く次元の彼方にかすんで見えるのみ。

 しかし、二〇一九年霜の月に、時は来ました
諸々の奇縁が集まって、いま、未訳部分シノプシスの翻訳に踏み切ることにしたのです。

 おっと……そら、再び遠めがねをのぞいてご覧なさい。のっぽとちびの二つの影が、影と煙に覆われたランクマーの、碁盤目状の通りのひとつを、忍び足で歩き始めたのが見えるでしょう。
 どうやら彼らの、新たな冒険がはじまるようです。
 それではこちらも、彼らの背中を追いかけて、「二剣士」の知られざる冒険の記録を、日本語訳で見ていくことにいたしましょう!

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その2につづく



おっと、忘れるところでした……

 この記事は、続く「『ファファード&グレイ・マウザー』未訳小説シノプシス紹介(その2)」のイントロダクションのつもりで書きはじめたものが、本編未読者のための概説も兼ねた結果、長くなってしまったので、単独記事にしたのでした。
 ということは、この記事を終えるには、本編未読者のためのガイドを書き添えておかねばなりますまい。


本編未読者のためのガイド

 この記事をここまで読んでこられた方の中には、

「『ファファード&グレイ・マウザー』ってのがなんだかわかった。邦訳が出ているみたいだし、読んでみたいと思う。でも、どこから読めばいいのかな?

 そんなふうに思っている方がいらっしゃるでしょう。
 よくぞおたずねくださいました。そんな方のために、三種類の読み始め方(ルート)をご用意してあります。是非ご参考になすってください。そしてすばらしい二剣士の冒険に、あなたも同行してみようではありませんか。

・ルート1「時系列順に読み始める」
 ……もっとも丁寧な読み方です。
 シリーズ第一巻『魔の都の二剣士』を、ファファードの過去話「雪の女」とマウザーの過去話「灰色の魔術」から読み始め、二剣士の誕生を丁寧に追っていくことで、あなたは二剣士の背景を知り、彼らをもっと身近に感じることでしょう。


・ルート2「エンタメ度の高いエピソードから読み始める」
 ……もっともエキサイティングな読み方です。
 ルート1は、丁寧な読み方ではありますが、本格的な冒険が始まる前段階を描いて、すこしもったりした印象を受けるかもしれません。しかし、シリーズ第二巻『死神と二剣士』から読み始めれば、第一巻の内容は冒頭にさらりと説明され、続く「森の中の宝石」からは、本格的な一話完結の冒険が、一冊で九本も楽しめるのです!
 これには秘密がありまして、このシリーズは、元からシリーズ化をもくろんで制作されたわけではないので、一巻で語られた内容、特に二剣士の出自は後付けなのです。長く続いたシリーズの常として、作者も成長、円熟してきますから、後期に従って描写が豊かになるかわりに、物語のスピードはゆるく、内省的な部分が増えていきます。しかし、第二巻に収められた短編は、基本的にシリーズ制作初期に作られたものなので、若さとスピード感にあふれ、エンタメ度が高いのです。ですから、さっとシリーズの本丸である二剣士の冒険に飛び込んで、彼らの活躍をたっぷり堪能してから、改めて『魔の都の二剣士』に戻って、二人のキャラクターを深掘りする、というのは、非常にエキサイティングな旅になることでしょう!


・ルート3「書かれた順番から読み始める」
 ……もっとも味わい深い読み方といえるかもしれません。
 ルート2をさらに敷衍して、制作順に読んでいくのです。すなわち、第三巻『霧の中の二剣士』の「魔道士の仕掛け」(制作年は一九三五年と言われる)を読んでから、第二巻『死神と二剣士』にうつり、「森の中の宝石」(一九三九年)→「凄涼の岸」(一九四〇年)と読み進めていくのです。
 こうすることで、『ファファードとグレイ・マウザー』という物語がどのように「成長」していったか、というメタ的な視点を楽しむことができます。
 一説によれば、ライバーは「凄涼の岸」を最後に、二剣士の冒険を終えるつもりもあったということです。つまり、この三編を続けて読むことで、『ファファード&グレイ・マウザー』というシリーズのもっとも根源的な部分に触れることができる可能性があるのです。

(上が新版、下が旧版です)


 以上、三つのルートの、いずれかから入り込めば、あなたはきっと二剣士の冒険のとりこになることでしょう。
 ちなみに、ぼくのオススメは「ルート2」。『死神と二剣士』はシリーズ中もっともエンタメ度が高く、まとまりもいい短編集なので、これが気に入るのが、シリーズそのものを気に入る早道と思うからです。

 いかがでしたか?
 なるほど、それはよかった。

 では、あらためまして、「二剣士」の知られざる冒険の記録を、日本語訳で見ていくことにいたしましょう!

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その2につづく



参考・引用文献
フリッツ・ライバー『魔の都の二剣士』浅倉久志訳、創元推理文庫
フリッツ・ライバー『死神と二剣士』浅倉久志訳、創元推理文庫
フリッツ・ライバー『霧の中の二剣士』浅倉久志訳、創元推理文庫
フリッツ・ライバー『妖魔と二剣士』浅倉久志訳、創元推理文庫
フリッツ・ライバー『ランクマーの二剣士』浅倉久志訳、創元推理文庫

フリッツ・ライバー『Swords and Ice Magic』(Openroad)
フリッツ・ライバー『The Knight and Knave of Swords』(Orion Books)

『Fritz Leiber's Lankhmar: The New Adventures of Fafhrd and Gray Mouser』(TSR)

いただきましたサポートは、サークル活動の資金にさせていただきます。