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ふつつかな悪女ではございますが〜雛宮蝶鼠とりかえ伝〜

健全な精神が健全な肉体に宿った場合

◆原作 中村 颯希
◆作画 尾羊英
◆発行元 一迅社
◆既巻 2巻

◆キーワード
#中華ファンタジー
#入れ替わり
#後宮
#悪女

◆こんな人におすすめ
ライトな中華ものがすき
悪女ものは好きだけど趣向の違うものが読みたい
ポジティブな主人公が好き

◆ざっくりあらすじ
詠国の後宮である雛宮には5人の姫がいる。
それぞれが次期皇帝の皇太子の妃になるべく日々研鑽を詰んでいた。七夕の祭事の日、「殿下の胡蝶」と呼ばれ誰からも愛される姫、黄 玲林を「雛宮のドブネズミ」と揶揄される姫、朱 慧月が欄干から突き落とすという事件が発生する。それをきっかけに2人は魂が入れ替わり…

◆感想
斜め上をいく逞しい主人公に好感度爆上がり。
多分ダブル主人公って感じなんだろうけどメインは中身が入れ替わってしまった側の慧月in玲林。
玲林がどうして周りから愛されるのかがよくわかるおはなし。とても庶民派で逞しく、嫌味も嫌がらせも恐ろしくポジティブに変換して、しぶとく生きようとする玲林がとても好ましい。徐々に周りがあれ?ってなってきて、中の人のカリスマ性を遺憾なく発揮してひとり、またひとりと味方を増やしていく感じがとてもよい。健気に頑張りますって感じの話ではなくて、本人がまっっったく苦に思ってなくて、むしろ楽しそうに生き生きしてるのが読んでいて楽しい。
慧月に若干同情するくらいには玲林は楽しそう。でもようはどんな境遇も状況も自分の気持ち次第ってことだよなぁと自分に置き換えて考えてみたり。現状2巻しか出てないけど続きが本当に待ち遠しいし、1巻から抜群に面白いので是非読んでほしい。

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