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ドラマ「ミヤコが京都にやって来た〜2人の夏〜」

関西のみの放送かもしれませんが、深夜ドラマの続編
ミヤコが京都にやって来た〜2人の夏〜を見ました。
ちなみに前回のシリーズは冬の京都でした。

佐々木蔵之介扮する町医者と、離婚後12年ぶりに再会した娘ミヤコ(藤野涼子)のドラマです。何がいいって、オール京都ロケなので、ここはどこだと目を見開いて見ていました。

美味しい京都
佐々木蔵之介が手土産に持参した出町ふたばの豆大福。これを柳沢慎吾が美味しそうに食べるのです。あーたまらん。

毎回、「こんな行列、2度と並ぶか!これで最後だ。」と怒りつつ、豆大福を食べると、すぐに怒りが忘れてしまう豆大福の美味しさ。

初めて豆大福を食べたのが、高校時代の友人Aちゃんが、長女の出産祝いの手土産に持ってきてくれたときです。美味しかったなぁ。重役秘書をしていたAちゃんはいつも私に美味しいものを教えてくれました。資生堂パーラーのチーズケーキ、鳴海餅本店のゆず餅、ロイズの生チョコ・・・もう1度たべたいな。

最近は、ほんのりあたたかい出来立て阿闍梨餅を求めて、出町ふたばの反対側に行きがちの私です。土日限定の満月をまだ食していないのが悔しいです。

好きなシーン
なんと言っても蔵之介が酒を飲むシーンでした。さすが酒蔵の息子、いいねー。ホント美味そうに酒を飲んでいました。日本酒がまったくダメな私が、ものすごく飲みたくなりました。

日本酒が飲めたら人生の楽しみが、また1つ増えるのに・・・

ご実家の佐々木酒造、二条城においでの際は足を伸ばしてね。
佐々木蔵之介はいませんが、酒粕や猫のグッズもあります。

ナイスなキャスティング
各所でお笑い芸人がいい味出していました。
醤油屋のますだおかだの増田は、佐々木蔵之介と同じ会社に勤めていたそうで、普段からこんな感じかなと思わせる息のあった会話でした。
ここでは佐々木蔵之介が誘惑に負けた鯖寿司を食べたくなる・・・

たこ焼き屋おいでやす小田のキレのあるツッコミに爆笑。うまくキャラを生かしてるこの脚本がいいわ。

豆腐屋の大将は、よしもと新喜劇の座長、コナンくんのお友達元太くんにそっくりの川畑泰史。大好きな新喜劇の役者さんです。キャラと役者が生きていました。
その昔、祇園花月でイジってもらったことがあるけど、場を回す上手さは絶品で大いに盛り上がりました。今も昔も土曜の午後はよしもと新喜劇です。

風呂屋のお客の芦屋小雁。認知症と聞いていたけど、見事に演じられていて嬉しかった。お元気そうでなにより。こういう再会は本当に嬉しい。

BK制作朝ドラでお馴染みの三林京子さんも素敵でした。

好きなセリフ
空吉(蔵之介)の幼馴染淳平(市川猿之助)とミヤコ(藤野涼子)がお茶をしているシーンでの会話です。

淳平  「ええなぁ空吉(蔵之介)ちゃん 
     この年からドキドキの恋愛出来るんやもんな、ええわあ」
    「恋に悩む中年医師 色っぽいやん」

ミヤコ  「淳平さんと違って、うちの父枯れてるんで」

淳平   「枯れてる方が、よう燃えるけどな。」

「枯れてる方が、よう燃える」
この台詞に悶絶!
中年、壮年、熟年、ついでに老年も枯れたと見せかけて、相手を油断させるのです。ドキドキの恋愛をするって、なかなか素敵なセリフじゃないですか!恋愛っていい響きです。

枯れた自分をボウボウ燃やしてみたいと、密やかな野望を持ちました。
もう結婚はしないけど、恋愛はしたいです。

「枯れてる方が、よう燃える」
これでいきましょう!

というわけで、
正直、惰性で録画を見ていましたが、3話完結になったので、無駄なく、ぎゅっと凝縮されていました。役者、キャスティング、脚本、撮影、そして美しい京都の夏の撮影、どれをとっても満足のドラマでした。

今度はロケ地を探しに京都に行こう。
ではでは

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