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標準語を話す人は、私に会うとなぜか最後に笑うのです。

標準語を話す人は、私に会うとなぜか最後に笑うという傾向があります。

新しいお友だち

読書家だと紹介されたその人は知的で淑やかなマダムでした。本好きだから気が合うだろうとは思っていましたが、読書傾向がまったく違いました。だからこそ知らない本を知ることができて刺激的でした。

「成人した知的障害者も、まだまだゆっくり成長していく。」というテーマで話しをしていました。彼女は標準語のイントネーションで、絹糸が織物になるように美しい言葉を紡いでいきます。私は彼女の心地よい話し言葉にうっとりとなりました。

関西で標準語を話す人たち
標準語、それは大阪人の私の憧れであります。私の友だちにも標準語を話す人たちがいます。

Aさん:関西在住50年以上になりますが、未だ標準語が崩れません。その標準語はきつく時に先生に怒られているように聞こえます。でも最後は「あなたはそのままでいいいですよ。」と諦めたように微笑み呟きます。

Bさん:大阪の中学に転校してきた彼女は、標準語の帰国子女した。彼女の発する「マクドナルド」の響きは、「マクド⤵️」発音するクラスの中では、異質なものに聞こえました。そんなBさんはよく「あなたはいいわね。うらやましいわよ。」といつも微笑んでくれていました。ちょっとため息混じりに聞こえることが多いのが気になるけど。ともかく美人で賢くてバリキャリのBさんと、田舎者の私などが友だちなんて信じられません。

Cさん:親戚のおばさんは、標準語でした。大学の勉強の質問のために訪問しましたが「あなたが何を言っているのかよく分かんないわ。」と呆れたように私をみては、コロコロと綺麗な声で笑っていました。

みなさん素敵な人たちですが、なぜなのか全員が最後に笑うのです。

まだまだ成長
新しいお友だちは「だからね、貴野さんもまだまだ成長しているじゃない。」と柔らかに微笑んでくれました。

「そうですね。人は進化していくものですね。実は私、落ち着いた大人になりたいのです。」と心密やかな思いを打ち明けました。

すると彼女はアルカイックスマイルのような穏やかな表情で「ふふふ」と微笑み、うんうんと何度も何度も頷いていました。ちょっこと気になるくらい何度も頷いていました。


まとめ
やはり標準語を話す人は、私に会うと最後に笑うと言う傾向がでました。どうして笑うのか私には分かりません。加えて「諦め」「ため息」「呆れる」「無言に頷く」という付随した何かを感じます。
まだまだ謎を解明するには、サンプルが少ないので、引き続き調査、観察を続けていこうと思います。




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