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長い長い1週間「人が突然いなくなること」

2020年7月15日金曜日 
長い長い1週間でした。

襲撃の第1報を聞いたとき、指先が震えるのを自覚しました。
銃器の使用を聞き、周辺の第3次救命の医療機関はどこかと考えました。銃器の使用、その部位、ドクターヘリでの搬送、所要時間・・・細切れに入ってくる情報を聞きながら考え続けました。そして「とにかく生きて欲しい」と祈りました。

私は支援者ではありませんが、このような形で命を失くすことは絶対に許せませんでした。私の夫はくも膜下出血で急死をしています。同様な突然に家族を失う経験があるので、奥様やご家族の心中を思うと身体が震えました。

その日は打ち合わせで外出中でしたが、会話が途切れると
「こんなことは絶対に許せない。ときなく生きていてほしい。」と
何度も繰り返すように呟いていました。
それでも誰かと一緒でよかったと思いました。

・・・

奥様の到着を待ち、死亡宣告がされたのでしょう。ネットニュースに訃報が流れました。ご家族のお気持ちを思うと心が痛みました。

病院での対面、死亡確認、手続き、そのあとの怒涛のような時間は、私などの一般人が知ること以上に過酷だと思います。無事に乗り切っていただけることを心より願っていました。

「人が突然いなくなること」

突然、身近な人間を亡くす経験をしたことから、突然の死が怖くてたまらなくなりました。夫の死から10年以上過ぎ、ほとんど忘れていたことが、この出来事から、思い出すことが増えていきました。
これがフラッシュバックというものかもしれません。

奥様のことを思うと、心配でなりません。しばらくは忙しく気も紛れますが、ふと時間の隙間に、心が苦しくなることもあるでしょう。とにかくお身体をご自愛していただきたいと願うばかりです。

人が死ぬことは哀しいことです。

せめて献花を持ち手を合わせに行きたいと思いますが、
未だその1歩を踏み出せずにいます。

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