見出し画像

ドラマ「カムカムエブリバディ」と時代劇

息子が学校に自力で通うようになって以来、朝ドラを時計がわりにしています。今は電車に乗って通っているので、ドラマの放送時間内に朝ごはんにたどり着いたら、遅刻が回避されます。朝の忙しさでパタパタ動きながら、ドラマを横目で眺めています。ただいま京都編で、時代劇に夢中な小学生の女の子ひなたちゃんが活躍しています。

私とひなたちゃんと近い年齢なので、よく似た時代を生きていました。お母さんのるいさんのヘアスタイルが、当時の母と同じです。商店街が賑わっています。夏休みはラジオ体操に通って、宿題は最後の日に泣きながら、夏休み中、怠惰な生活を送った自分を呪います。ちびまる子ちゃんにも同世代のシンパシーを感じます。

ひなたちゃんはお父さんとテレビドラマを見ています。侍になりたい夢を持ち、ドラマ棗黍之丞シリーズにと主演の桃山剣之介に夢中です。私は子どもの頃、母が働いていたので、3歳まで祖母と留守番をしていました。そのとき祖母は爪楊枝の内職をしながら、一緒に時代劇をよく見ていました。

私は「遠山の金さん」の中村梅之助が大好きでした。私は金さんを助ける「おみっちゃん」に憧れて、いつか時代劇に出てみたいという、密やかな夢を抱いていました。私は今も中村梅之助以外の遠山金四郎を認められません。

だからひなたちゃんが念願の東映(ドラマでは条映)時代村に行くシーンは、羨ましくて、たまりませんでした。私は子ども時代は行けませんでした。私は20歳を過ぎてデートで念願の映画村に行きました。ひなたちゃんのように狂喜乱舞しました。お白洲には中村梅之助の写真が飾っていました。私はその写真が写るように記念写真を撮りました。長く写真の梅之介様とのツーショット写真を部屋に飾っていました。

朝ドラ「カムカムエブリバディ」でひなたちゃんが暮らす生活のシーンを見てるとマンガ、アニメ、テレビ、本、たくさんの大好きなものに夢中になっていた小学生時代を次々と思い出します。

ひなたちゃんの大好きな時代劇、棗黍之丞、桃山剣之介。私の大好きな時代劇、遠山の金さん、中村梅之助。楽しかった時代を思い出せるのは、こんなにこ幸せなことなんだとしみじみ感じています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?