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言葉は心の杖になる。

今日の息子は平熱で、朝食も食べました。機嫌よくYouTubeを見ているので問題なしとしましょう。

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最近、書籍やネットで猛烈なスピードで大量の情報をインプットしています。そこから考えたいこと、人と議論したいテーマがたくさんありますが、アウトプットする機会がありません。その上、人に考えを伝えるための語彙力が落ちているような気がしてなりません。

思えば、コロナウィルスの流行で対面で話す機会が激減しました。オンラインでも会話を試みました。しかし複数人での対話のタイミングが上手くいかず、小さなストレスが生まれることもありました。

私が話したい、大人の学びや進路、障害者の親なきあとなどの特定のテーマは、話す相手を選びます。対面で話す機会がない上に、対話をする相手をも限定されてきます。

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ところで私は息子に障害があることを、10年間人に話すことが出来ませんでした。久しぶりに会った人に生まれてからの、長い歴史を語るのは、とてもしんどいことでした。

だから息子が小さなころ、入院するたびに、ホッとしたものです。それは家で孤独に息子と向き合っている時間が、苦痛だったからです。息子の出生からの経過を把握しているスタッフと雑談出来ることが心底嬉しかったのです。

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ところが夫が急死し、そんなことを言っていられなくなりました。ある意味、開き直ってあちこちで息子の話をしました。自分のことを自分で伝えていかないと、私の気持ちは相手には伝わらないこをを体感しました。

まずは自分の心を開き、自らの苦しい胸の内を話すと、相手も心の内を話してくれました。すると本音で付き合える人が増えていきました。新しい人間関係も生まれていきました。同時に私を可哀想という人は、あっさり付き合うことをヤメました。

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まずは自分の心を開けば良い。分かっているけど長年、孤独に生きてきた人が、自分の言葉で語るのは難しいです。例えば長年自分と家族で問題に立ち向かってきた人が、他者に気持ちを伝えたり「助けて」と声を上げるのは難しいのではないでしょうか。

言葉にしてこなかった、心の奥底を言葉にすることは難しいことです。でも勇気を出して1歩を踏み出すことで、何かが変わるかもしれません。

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私は実生活で話す相手がいないので、よくnotoにボヤいています。この数日間、息子の体調不良をボヤいていました。すると皆さんから、たくさんの優しいコメントをいただきました。どれほど私の力になったことか・・・

言葉の力は大きいです。言葉は、心の杖になります。

私は心の杖を支えに今日も現実に立ち向かっていきます。
みなさんありがとう🍀



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