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収入の低い女がソシャゲの「課金(ガチャ)離れ」に思う3つのこと

先日、ニンテンドースイッチとソフト「大乱闘スマッシュブラザーズ」を買った。

4万円。決して安い金額ではない。

だが、私はあることに気づいてしまった。

某ソシャゲのガチャには、既に8万円は入れている……と。
中でも、欲しいキャラが当たったのは数体だ。

ゲームだって一種類。ちなみに、そのキャラがいなくても苦労はするが勝つことはできる。

その中に、いわゆる「推し」は一人しかいない。

「ツール」としてガチャを引いた。

だが、ニンテンドースイッチは数年は色々な種類のソフトが遊べ、もしかすると年単位でやり倒すであろうスマブラが手に入った。

そこから、私はTwitterに蔓延する「ガチャの常識」について疑い始めたのだ。

注意してほしいのは、私はガチャを悪ととらえることよりも、「ソシャゲで課金し続けるって難しいことだよね」ということを主張したい。

また、「据え置きゲーム機から、もっともっと面白いゲームが出たら嬉しいな」とも思っている。

そして、今回は頑張ってソースを調べたが、的外れなことを言っていたら申し訳ない。

①課金で心を繋ぐのは難しい

「私、あのゲームと少し距離を置こうと思う」

友人がハマっていたソシャゲから離れるという。

彼女の熱量はまさしく狂愛と呼んでもいいものだった。

毎年「推し」の誕生日にはケーキを買って祝い、話好きである私を上回る熱量で妄想を語っていたソシャゲだ。

グッズも山のように持っており、ぬいを全部並べたらとんでもない数になっていた、あの彼女が、「あのソシャゲから離れる」だ。

一体何が起こったんだろうと思った。ただ事ではない。

「なんかさ、ガチャで全然欲しいカードが当たらなくて……。金返せよって思ってさ」

彼女の今回の課金額は、なんと「一万円」だという。

Twitter界隈などでは「少ない」に部類される課金額だ。私もそう思う。

「一万円ぐらいで出るなんてさ~」と一度は思った。

だが、考えてみると、仮に一万円を一度に使うとなると、相当な贅沢ができる。

断っておくが、友人はガチャこそあまりお金を出さないが、グッズには相当な投資をしている。(投資額=愛が重いと言いたい訳ではないが……)

あと4回ガチャを我慢すれば、ニンテンドースイッチに好きなソフトを付けられる。(冒頭の出来事のせいで、スイッチ算が止まらない)

そう、私たちが「常識」としてガチャに捧げているお金は、「そういうお金」なのだ。

もしかすると、彼女の考え方の方が「正しい感覚」に近いのかもしれない。

今、大手ソシャゲ企業の収益減少が目立ち始めているという。

おそらく、大手ソシャゲから、少しずつ自分の好みのソシャゲへと好みが細分化していると思われる。

ただ、それだけではなく、「一つのソシャゲに課金し続けることのできる年数」というのは、大抵の人には限られているのかもしれない。

意地悪な言い方になるが、「搾り取られ続けると、いつか必ず嫌になる」のだ。

参考:
https://gamebiz.jp/?p=217476 ほか
「【速報】ミクシィ、1Qは売上高28%減、営業益45%減と2ケタ超の大幅減収減益に」
https://gd-navi.com/mobilegame-industry/
「ゲーム業界市場規模2018年版、過去最高1兆5686億円│Game designer navi 」

②終わらないストーリーに「課金し続ける」ことに限界がある

今顕著に感じるのは、ソシャゲは「ストーリー時代」から「ゲーム性時代」へと変遷を遂げようとしているように思える。

特に、中国製のソシャゲは、携帯用ゲーム機並のゲーム性を持っていて驚いた。

「ゲームとしては物足りないけど、まぁ……」と思いつつやっていた某ソシャゲとは違って、「ゲーム」として成立しており、そこそこ面白い。

(しかし、子供の頃に夢中になった「ゲーム」と比べると、やっぱり物足りないのだが……)

上記の友人も、今はそちらのゲームを楽しんでいるそうだ。

課金額も、友人には少ないらしく、今はそちらに夢中になっている。

どちらかというと、日本のソシャゲは面白いストーリーで補い、「こんな素敵なキャラが仲間になるなんて、いいと思わない?」と購買意欲を煽ってガチャに誘導するという仕組みがが有名だ。

私もソシャゲをインストールしているものの、スト―リーを読むのは時間がかかり、ガチャ前提で作られているストーリーバトルは微妙に難易度が高く、攻略を断念してしまっている。

それでも、最近までガチャ意欲だけは高い状態が続いていた。

ほぼ放置状態にあるにも関わらず、毎年お正月にある「福袋ガチャ」に投資するか思い悩んでしまったほどだ。ヤバイ。

それが末期症状だと自覚したのは、福袋ガチャの誘惑を耐えきった後だった。

ガチャは癖になる。

Twitterでガチャの結果を比べて、自分が誰かよりも早くそのキャラを引いていると、怪しい優越感に浸ることができる。

また、爆死したはしたでネタにできて「おいしい」のだ。

下記のインタビューでも似たようなことを言っている方がいる。
これは、「廃課金勢」いや、「だいたいの課金勢」の心境に当てはまるだろう。

引用:
Twitterで『キャラ名+爆死』で検索するんです。例えば、自分が3万円で1体出たなら、同額で引けていない人もいる。そうやって“自分は運がいい方だ”と思い込むようにしていました。
(中略)
フォロワーは、みんな当たり前に月に数万~数十万単位で課金しています。通常の金銭感覚ではどう考えてもおかしい。でも、それが日常化して、何も疑問に思わなくなりました。

引用元:「蔓延する「課金疲れ」の実態 ソシャゲに300万円費やした男性の告白」
https://www.news-postseven.com/archives/20190127_858082.html

こちらのインタビューには概ね同意で、私にも覚えがある。ガチャはTwitterと併用すると感覚を狂わせてしまうものがある。

だが、この「お金を常に取られている」という状態は、「ハッとした瞬間」に陥ると、あっとう間に心が離れてしまうのではないだろうかと思う。

その「ハッとする瞬間」というのが、いわゆる「飽き」や「興味の移り変わり」なんだと思う。

その飽きは、同じものに熱量を注いでいると、突然やってきて熱量が緩んで我に返ってしまう。

飽きを引き留めるものとして、ストーリーは効果的なのだろうか。

また、その瞬間に、課金額を数えて何を思うのだろうか。

「私は課金を後悔していない」という意見も多いが、決してそうじゃない人だって多数いるだろう。

一つのコンテンツの魅力だけで、課金し続けるというのはとても難しいことなのかもしれない。

「全クリ」という概念のないソシャゲは、その点で、ストーリーによって終止符を打てない分不利になるように思える。

③結局、「ゲーム」をするなら据え置き・携帯用ゲーム機

上記の「ゲーム性のあるソシャゲ」に対して、最大のライバルになるのが携帯用・家庭用ゲーム機だと思う。

結局、「ゲームがしたければ、ゲームを買えばいい」というところに落ち着いてしまう。

そこで圧倒的な強さを見せるのが、ニンテンドーではないだろうか。

ニンテンドースイッチのソフトや、みんなで遊べるスマブラなどはやはり楽しい。
私は持っていないが、スプラトゥーン2もとても人気があるようだ。

また、近々みんなで遊ぶようのマリオカート8DXの購入も検討している。

ソシャゲのガチャの投資への後悔はすごかったが、ニンテンドースイッチの購入の後悔は「ちょっと」の域を出ていない。
(何を買っても後悔するタイプなので許して欲しい)

損益計算書のグラフを見てみると、やはりニンテンドースイッチの登場によって、大きく増益している。

また、個人的にニンテンドー系のゲームの凄いと思うところは、newニンテンドー3DSではショップで安値で子供の頃に遊んだスーパーファミコンのゲームを買うことができることだ。

これには大いに助けられている。

また、似たような機能はPS3のPSNでも利用できるようで、こちらもいつか利用したいと思っている。

結局、「家庭用ゲーム機」のゲームは、(時々糞ゲーはあるにしろ)面白いのだ。

スマブラをやってみてわかったが、ゲームへの情熱も凄く、操作を覚えるのはとても大変だが、その分やりごたえがある。

課金ゲームをやめてやることがなくなった人は、ぜひとも好みの家庭用ゲームに触れてみてほしい。

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