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矢御あやせ
2019年11月15日 17:18
むかしむかし、私が花小金井という駅に住んでいた頃の話だ。若い頃はめちゃくちゃだった。今もそれなりにハチャメチャだが、今以上に嵐の中で戦う毎日を送っていた。毎日びっくりするぐらい泣いた。一生分ぐらい泣いた。泣き過ぎると酒が飲めるくらい口の中がしょっぱくなるし、鼻から涙が垂れることを知った。それこそ酒のアテになりそうなくらい。その日は説教によるサービス残業で帰りが遅くなった。それに