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話題のシーインとは?

https://www.wwdjapan.com/articles/1455409

シーインと聞いて、「あ、シーインね」と
どれだけの人がこのネームを知っているだろうか。そんなことが気になるくらい、耳にする回数は増えた。

「シーイン」は、店舗を持たない、オンライン販売のみで、安さと圧倒的な商品力を武器に若者を中心に売上を上げているSPAアパレルブランド。

1年くらい前までは知っている人だけが
知っている、10代向けのとんでもプライスのファッションブランドという感じだった。

GU、WEGO、ドンキ、しまむらよりも
低価格で、トレンドのアイテムが買える。

ニットも1000円もしなかったし、
アクセサリーは99円くらいだし、
トートバッグも2〜300円くらいで買える。

とにかく安い。という印象。
商品は中国の倉庫から送られてくるため、
到着までに2〜3週間ほど時間がかかる。
Amazon、楽天で翌日に届くのが当たり前になった便利な社会において、
届くまでに2〜3週間もかかるのはどうなのか?
と僕自身は思っていた。
(ZOZO TOWNで洋服を注文しても、5〜7日間くらいかかるのすらもどかしかった笑。完全に現代病なのかも)

がしかし、そんなことは問題ではなかった。
日に日に、このブランドの名前を耳にする回数は増えていった。

当時、シーインとネット検索すれば、「怪しい」「詐欺」という関連言葉が見られた。
お金を払っても本当に自宅に荷物が届くか、
懐疑的な人が多かった。
「写真と全くイメージの異なる劣悪品が送られてくるんじゃないか?」
そんな声も多かった。

でも半年前くらいから、
YouTubeやTiktokで人気のインフルエンサーが
こぞって、シーインのアイテムだけを使った1週間コーデ(いわゆるLookbook)を投稿し、
シーインの心理的ハードルは下がっただろう。
経済的ハードルはとうに解決されていたからだ。

1年くらい前、アメリカの若者(Z世代)に人気で、
好きなブランドランキングで
ナイキよりも上位になったと話題になったシーイン。
気がつけば、日本においても10代を中心とした若者に人気なブランドとなった。
中高生を中心によく使う通販サイトの一つになっていった。

心斎橋にポップアップストアができ、
オープン日には4000人の大行列。
店内がにぎわう様子がテレビニュースや、
Instagramのリールで流れてくる。

気がつけば、今月13日(日)には
東京原宿に世界初の常設店舗が開店した。

自分が友人と遊ぶために渋谷へ行くと、
シーインのショッパーを持った人をちらほら見かけた。
興味深いのがそのショッパーを中心にして、
ピースしながら自撮りする姿。

話題のブランドのショッパーの写真は、
バレンシアガや高級洋菓子店と思わすくらいに、
特別感を持つように、SNSで拡散されていた。

シーインのショッパー、おしゃれなんよね

アパレルのこれまでの常識を覆してきた
かつては、GAP、ZARA、UNIQLOがそれにあたる。
新興ブランドは今後どこまで行くのか。
「低価格なのにはきちんと理由がある」
シーインの生産体制も問題視されている。
途上国で不当な強制労働が行われているのではないか、いまそんな調査が入っている段階だ。

光と闇が交差するシーイン。
個人的には、ブランディング戦略は
学べるところがいくつかあると思うので、
また気が向いたら書いてみたいと思います。
今日はこの辺で、バイバイやん!



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